15.6型でも狭ベゼルでコンパクト路線のNew XPS 15(関連記事)。体内に余裕があり、広範囲の用途に耐えるスペックも魅力だ。第2回ではCore i7-9750HとGeForce GTX 1650を搭載するNew XPS 15の性能を見ていく。ハイエンドノートパソコンとはいえ「ゲーミング」なアピールは少なめな本製品だが、十分にゲームにも耐えてくれる。
試用機のスペックは、Core i7-9750H(2.6GHz、最大4.5GHz、6コア/12スレッド)、GeForce GTX 1650(GDDR5 4GB)、GBメモリー(DDR4-2666MHz、8GB×2)、512GB SSD(NVMe)となっている。また試用機のディスプレーは4K(有機EL)だが、FHD(IPS)の選択も可能だ。
チェックしたベンチマークは、「3DMark v2.11.6846」「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク version 1.2」「CINEBENCH R20」「CrystalDiskMark 7.0.0」。グラフィックドライバーはGeForce 442.59 Driverを使用した。
4Kパネル搭載機になるが、3Dグラフィックを多用するタイトルを4K解像度で遊ぶとした場合、最高設定で遊ぶには厳しいシーンが多くなるだろう。フレームレートを犠牲にするか、ディティールを犠牲にするかになりがちであるため、ゲームプレイの際はフルHDで遊ぶほうが無難だ。
どちらかといえば、クリエイティブ向けアプリケーションを余裕をもってする前提の構成であるため、がっつりとゲームを遊ぶ環境としてはベンチマークからみても荷が重いと分かるし、冷却性能的にもカジュアルなゲームライフに向く。冷却性能については長時間レンダリングなどにもいえるが、ノートパソコン用の冷却台やすのこなを用意するとなお快適だ。ファン全開で冷やしてくれるが、騒音も相応に激しめになっている。
ストレージ性能については、下記するCrystalDiskMarkの結果通り、余裕のある性能となっている。やや書き込み性能は低い結果となったが、アプリケーションのインストールなどで、それを体感することはほとんどないと思われる。
New XPS 15は、狭ベゼルにより15.6型ながらコンパクトな筐体なので、モバイルも視野にいれたスタンダードノートとして、さらにクリエイティブや時間が空いたときのゲームプレイなど、汎用性の高いモデルになっている。様々な用途に使うノートパソコンを探している人は検討してみてはいかがだろうか。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | XPS 15 プラチナ(大容量メモリー搭載) |
CPU | Core i7-9750H(2.6GHz、最大4.5GHz)、6コア/12スレッド |
グラフィックス | GeForce GTX 1650 |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 256GB SSD(M.2接続/NVMe対応)※通常構成は512GB SSD(M.2接続/NVMe対応) |
ディスプレー | 15.6型(1920×1080ドット)、IPSパネル、sRGB 100% |
内蔵ドライブ | ー |
無線LAN | Killer Wi-Fi 6 AX1650 |
インターフェース | Thunderbolt 3端子(電源供給およびDisplayPort対応)、USB 3.1 Gen1×2、HDMI 2.0、ヘッドフォン/マイク コンビネーション ジャック、SDカードスロット |
サイズ/重量 | およそ幅357×奥行235×高さ11~17mm/約1.8kg |
OS | Windwso 10 Home(64bit) |