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山根博士の海外モバイル通信 第485回

ファーウェイ「HUAWEI Mate 30 Pro 5G」で月や星空を撮影、夜景撮影能力を試す

2020年03月23日 10時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

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 ファーウェイの「HUAWEI Mate 30 Pro 5G」は背面に円形状に並んだ4つのカメラも特徴の1つです。望遠性能は「HUAWEI P30 Pro」のペリスコープカメラの800万画素/F3.4/光学5倍、デジタル50倍には負けるものの、HUAWEI Mate 30 Pro 5Gの望遠は800万画素/F2.4/光学3倍、デジタル30倍の実力です。

 またウルトラワイドカメラはHUAWEI P30 Proの2000万画素/16mm/F2.2に対し、4000万画素/18mm/F1.8と若干画角は狭くなっているものの、画素数と明るさはアップ。カメラの性能バランスとしてはHUAWEI P30 Proに負けません。

カメラ性能もいいファーウェイ「HUAWEI Mate 30 Pro 5G」。奥は国内版、手前はグローバル版

 さてHUAWEI P30 Proのカメラはデジタル50倍で「月も撮れる」と評判になりました。しかしHUAWEI Mate 30 Pro 5Gの明るいレンズでも星空を撮ることはできそうです。そこで「月星写真家」として活動している筆者の友人、安江隆広氏にお願いして月や星を撮影してもらいました。撮影は岐阜県。画像はウェブ用に縮小・合成しています。

 まずは夕方の日没前、お城(墨俣一夜城)にちょうど満月が重なっているシーン。まだ明るさは残っており、HUAWEI Mate 30 Pro 5Gを使えばかなり明るい写真が撮れます。そして標準・光学3倍・ハイブリッド5倍・デジタル30倍で撮影。月も判別できる程度に写せています。なお、撮影には三脚が必須です。

標準(左上)、3倍(右上)、5倍(左下)、30倍(右下)。月も十分撮れる

 続けて暗くなってから改めて満月を撮影。ハイブリッド5倍では小さすぎるので、デジタル10倍でまずは撮影。充分月の表面も見えています。

デジタル10倍でも月の表面が写っている

 そしてデジタル30倍。ブレないように撮影すれば、しっかりと写してくれます

デジタル30倍ならかなりアップで撮れる

 さて、日にちを変えて、今度は半月です。満月より暗くなりますが、デジタル30倍でこちらもスマートフォンやPCの画面で見るなら十分と言える絵が撮れています。

半月も充分撮れる

 それでは星はどうでしょうか? 月よりも暗い星空、夜景モードやプロモードで撮影条件をいろいろ変えて撮影してもらったベストショットがこちら。やはり星空はちょっと厳しいところですかね。このあと画像加工してSNSでシェアする、という用途ならいけるでしょうか。

オリオン座を標準倍率で撮影

 とはいえ、露光時間を長くすればこのような星空写真も充分撮影できます。

長時間露光で撮影、充分映える星空が撮れた

 日常的な写真撮影には十分すぎるスペックを持つMate 30 Pro、旅行に行ったときなどは夜の星空を撮ってみるのも楽しいかもしれません。今後も高い望遠性能や明るいレンズのカメラを搭載したスマートフォンを手にしたら、筆者も月や星を撮影してみたいと思います。

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