CoolerMasterのPCケースに簡易水冷に電源を採用、ASUS Aura Syncでライトを一括制御!
見た目も性能もヘビー級! CoolerMasterづくしでカッコいいフルタワーゲーミングPC「ZEFT GCM9」
2020年03月12日 16時00分更新
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パソコンショップSEVENを運営するセブンアールジャパンは基本構成に「COSMOS C700M」を採用し、CoolerMasterとコラボしたゲーミングパソコン「ZEFT GCM9」を発売
CoolerMasterのPCケース「COSMOS」は、古くから機能性の高さやデザインのよさから根強いファンがいるほど人気の高いシリーズだ。現在、PCパーツショップの店頭では、同シリーズの最新モデル「COSMOS C700M」が発売中だが、代理店によると同モデルのリテール販売はすでに終了しているとのこと。
そんな中、パソコンショップSEVENを運営するセブンアールジャパンはCOSMOS C700Mを採用し、CoolerMasterとコラボしたゲーミングパソコン「ZEFT GCM9」を発売した。はたして、ZEFT GCM9はどのようなマシンなのだろうか。本記事では、ZEFT GCM9のスペックを詳しくチェックしていきたい。
Ryzen 9 3950X+RTX 2070 SUPERを搭載
ハイスペックを実現したフルタワー型マシン
まずは、ZEFT GCM9の外観から見ていこう。冒頭でも述べたとおり、ケースはフルタワー型のCOSMOS C700Mを採用している。サイズはおよそ幅306×奥行き650×高さ651mmとかなり大きめで、ケースだけでも重量はなんと約23.8kgと、サイズと重量ともにヘビー級のパソコンである。これだけの重量なので持ち運ぶ機会はあまりないと思うが、天板にはアルミバーが装着されているため、パソコンを机に設置する際に役立つだろう。
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持ち運ぶことはさほどないと思うが、重量があるため天板に装着されたアルミバーはかなり重宝する
フロントパネルの外観は黒を基調にしながらも、そこに2本のシルバーのラインが印象的なデザインを採用している。また、フロントパネルから天板へとつながる2本のストリップライトと、底面に配置されたボトムライトがいい雰囲気を醸し出しており、派手過ぎず落ち着いた印象を受ける。また、これらのライトはaRGBに対応しているため、マザーボードに付属するライティング同期制御アプリ「ASUS Aura Sync」で色や光り方の変更が可能だ。
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フロントパネルのストリップライトと底面のボトムライトが光っている様子。LEDを光らせながらもそれほど派手な印象を受けない
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マザーボードにはASUSのROG X570-E GAMINGを採用。その付属アプリである「ASUS Aura Sync」からLEDの一括制御が可能だ
フロントパネルの上部には、USB 3.1(Type-C)が1基、USB 3.0(Type-A)を4基、それにヘッドフォン出力とマイク入力を搭載。当然のことながらアクセスしやすく、使い勝手は上々だ。さらに、これらのインターフェース部の左側にファンスピードコントロールボタン、右側にaRGBコントロールボタンが用意されており、容易に変更ができる点が魅力だ。
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フロントパネルに用意された各種インターフェース。左端にはファンスピードコントロールボタンを、右側にはaRGBコントロールボタンが配置されている
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ケース前面
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背面にはマザーボード側のHDMIおよびDisplayPortを搭載。マザーボード側にもグラフィック出力端子はあるが、ビデオカード側のものを優先するため使用はできない
本機には、16コア/32スレッドの「Ryzen 9 3950X」と「GeForce RTX 2070 SUPER」が搭載されている。CPUクーラーには、ケースと同じCoolerMasterの簡易水冷の「MasterLiquid ML360P Silver Edition」を採用。
MasterLiquid ML360P Silver Editionは、COSMOS C700Mに合わせて開発されたという簡易水冷クーラーで、360mmのアルミ製ラジエータが組み合わされている。しかも、装着される3基の120mm角ファンは、一体化成型され、振動の低減が図られている点は特筆に値する。これらのファンにはLEDが搭載され、aRGBに対応。そのため、先のASUS Aura Syncを用いて、ケースなどと合わせて一括で制御することが可能になっている。
水冷ヘッドおよびホース、さらにラジエーターはその名のとおり銀色で、ケース内部でかなり目を惹く存在となっている。さらに、COSMOS C700Mのフロントパネルのシルバーのラインとデザイン的にも合致している点も見逃せないポイントだ。
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CPU-Z(Version 1.91.0)の実行結果。CPUにはRyzen 9 3950Xを採用する
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NVIDIAコントロールパネルからシステム情報を確認したところ。GPUにはGeForce RTX 2070 SUPERを搭載
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採用されていたカードは、MSIのGeForce RTX 2070 SUPER GAMING X TRIO。カードに付属するサポートステーも実装されている
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MasterLiquid ML360P Silver Editionの水冷ヘッド
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360mmクラスのラジエーター
左側面のサイドパネルには強化ガラスを用いており、開けずに内部を確認できる。そのサイドパネルを外して内部を見ていくと、CPU周りはかなりスッキリした印象。背面には140mm角相当のファンを1基、前面にはラジエーターの120mm角相当のファンを3基配置し、前面から背面にエアーフローが流れる構造だ。天板にも120mm角相当のファンが3基搭載されているので、しっかり冷却できる。
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左側面のサイドパネルには強化ガラスが用いられているほか、開閉にはネジ留めを必要としない仕組みとなっている
さらに、32GBメモリー(DDR4-3200)と、NVMe接続のM.2タイプの1TB SSDを搭載。そのほか、Wi-Fi 6とBluetooth 5.0も採用しており、PCケースに見劣りしないハイスペックマシンに仕上がっている。
これらのデバイスを支える電源ユニットには、COSMOS C700Mと同じくCoolerMaster製の80PLUS GOLD 認証を受けたMWE Goldシリーズを採用。同製品は、電気変換効率90%を誇っており、高い静音性を備えている。ZEFT GCM9は、電源ユニットのファンを含めて多くのファンを搭載しているが、実際に動作させてもあまりうるさいと感じることはなかった。もちろん、静音性が高いとはいえないが、少なくともヘッドセットを装着してゲームをプレイすれば気にならないレベルだ。
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電源ユニットのファンがある位置には通気孔が用意され、そこには取り外し可能な防塵フィルターが装着されている
価格は39万5780円から
COSMOS C700Mがほしいなら気になる存在
ZEFT GCM9は39万5780円(3月11日現在)からとそれなりに高価ではあるものの、これだけのスペックを備えながら40万円を切っている点はかなり評価できる。冒頭でも述べたとおり、COSMOS C700Mのリテール販売は終了しており、入手するためには流通在庫を探すか、BTOパソコンを購入するしかない。COSMOSシリーズに注目しているユーザーであれば、ZEFT GCM9はかなり気になる存在ではないだろうか。
次回、ZEFT GCM9のパフォーマンスや、ゲームで実際に得られるフレームレートなどを詳しくチェックしてみたい。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | ZEFT GCM9 |
CPU | Ryzen 9 3950X |
CPUクーラー | MasterLiquid ML360P Silver Edition |
マザーボード | ROG X570-E GAMING |
グラフィックス | GeForce RTX 2070 SUPER |
メモリー | 32GB(DDR4-3200) |
ストレージ | 1TB SSD |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、Wi-Fi 6 (IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n)+Bluetooth 5.0 |
電源 | CoolerMaster MWE Gold(定格出力750W、80PLUS GOLD認証) |
ケース | COSMOS C700M |
インターフェース | USB 3.1端子(Type-C)×1、USB 3.0端子×4、ヘッドセットジャック×1、マイクジャック×1、USB 3.2端子(Type-A)×7、USB 3.2端子(Type-C)×1、有線LAN端子、2.5G 有線LAN端子、DisplayPort×3、HDMI出力×1、HDオーディオジャック(ライン入力/ライン出力/マイク)、ファンスピードコントロールボタン、aRGBコントロールボタン |
サイズ/重量 | およそ幅306×奥行き650×高さ651mm/約23.8kg |
OS | Windows 10 Pro(64bit) |
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