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ファーウェイ通信 第118回

CPUにカメラ、ネットワーク、すべてが新世代になった1台!

5G対応にLeicaクアッドカメラ、新時代を切り開くファーウェイ「HUAWEI Mate 30 Pro 5G」レビュー

2020年03月17日 11時00分更新

文● 加藤肇、ASCII 編集● ASCII

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 スマートフォンのみならず、タブレットやPC、ルーター、ウェアラブル端末、イヤフォンなど、多様なジャンルにわたるファーウェイ製品をレビューしている「ファーウェイ通信」。今回はついに登場したハイエンドのSIMフリースマホ!

 最新CPUやLeicaクアッドカメラなどを搭載し、いよいよ日本でも商用サービスが開始される5G通信にも対応するという「HUAWEI Mate 30 Pro 5G」を紹介する。

ついに国内登場の「HUAWEI Mate 30 Pro 5G」。その文句なしの高性能をカメラ中心にレビューする

デザインもCPUもカメラもネットワークも
すべてに新機軸が持ち込まれている!

 海外では昨年発表されていた「HUAWEI Mate 30」シリーズが、国内で登場する。しかも発売されるのは、今春ついに日本でも始まる次世代通信規格の「5G NR」に対応した「HUAWEI Mate 30 Pro 5G」だ。デザイン、CPU、ネットワーク、カメラのすべてに新機軸が持ち込まれた、まさに次世代感を感じられるハイエンドモデルに仕上がっている。

左右のベゼルがほぼゼロという「ホライゾンディスプレイ」を採用

 まずはデザインから見ていこう。デザイン面での最大のポイントは、約6.53型(2400×1176ドット、409ppi)のOLEDパネル。なんと、左右の側面まで画面が回り込むように配置され、ベゼルが0mmという驚異の仕様。ファーウェイはこれを「ホライゾンディスプレイ」と呼んでいる。

横側から見るとこのとおり。ディスプレー部分が側面まで広がっているのがわかる

 約6.53型という大画面でありながら、本体の横幅は約73.1mmに抑えられているため、片手でも操作しやすい。側面には電源ボタンしかないので一瞬不思議に感じる人もいるかもしれないが心配は不要。画面の左右どちらの側面をダブルタップしても、スライダーが表示されて音量を調整できる仕組みになっている。

約6.53型という数字だけでは、大型という印象も受けるが、実際には横幅は抑えられており、片手でも十分に使いこなせるサイズ

ボリュームキーは側面にはないが、その代わりにエッジ部分をダブルタップするとソフトウェア的に表示される。左右どちらでも可能なので使い勝手に優れる

 本体背面も印象的だ。高級感のあるヴィーガンレザー(人工皮革)が使用されており、サラっとした手触りが楽しめるうえに、指紋がまったく付かないことが特徴的。気分まで明るくなりそうなこの色はオレンジと名付けられている。

サラサラとした手触りが気持ちいいヴィーガンレザーが用いられている。オレンジの明るさも好印象だ

 スペックもフラグシップモデルにふさわしい内容となっている。SoCには、5Gのモデムも内蔵したという新開発の「HUAWEI Kirin 990 5G」(2.86GHz×2+2.36GHz×2+1.95GHz×4、オクタコア)を搭載。7nmプロセス+EUV、16コアGPU「Mali-G76」、Big&TinyコアNPUなど、世界初の仕様が多数採用されている。

 当然、パフォーマンスも大きく向上しており、一世代前の「HUAWEI Kirin 980」との比較では、CPUは23%、GPUが39%、NPUは460%もアップ。同時に電力効率も改善されており、CPUが23%、GPUは32%、NPUが290%というアップ率になっている。

 ネットワークは、日本では2020年4月から商用サービスがスタートする5Gに対応。HUAWEI Mate 30 Pro 5Gは、国内キャリアの5Gネットワークにもちろん接続可能。また、この5Gは海外で利用されている主要なバンドをサポートしているので、世界を飛び回って、スマホを使うという人にもうれしい仕様となっている。

5G+4GのDSDVに対応したSIMスロット。世界各国に行くという人にも便利な仕様

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