ウォルマートはロボットによる自動化を進める
大手スーパーマーケットチェーンのWalmart(ウォルマート)は、自律走行ロボット「Alphabot(アルファボット)」を活用した業務の効率化や生産性の向上に取り組んでいる。
Alphabotは、米マサチューセッツ州のスタートアップ企業Alert Innovation(アラート・イノベーション)によって開発され、2019年半ばから試験的に運用している。
現在、約2000平方メートルの倉庫(米ニューハンプシャー州セーラム)で活躍しており、オーダーを受けた商品をAlphabotが棚まで取りに行き、それをカゴに入れて従業員がいるワークステーションまで運ぶ。ワークステーションでは袋詰めや配送作業などが手作業で行なわれる。
また、棚と棚の間に敷かれたレールの上を走行できるため、人の手が行き届かない場所への運搬も可能だという。棚からワークステーションまではタイヤで走行する。
一連の流れをすべてロボットが担当するわけではないが、Walmartは一部の作業をロボットに任せることで注文や配送プロセス全体を合理化できると説明する。
Walmartは今後もAlphabotを積極的に活用する姿勢を示しており、従業員や顧客からのフィードバックを得た上で、他店舗での運用を検討していく。
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