今回レビューするスマートフォンは、シャープ製の「AQUOS sense3」です。大ヒットしたミドルレンジモデル「AQUOS sense2」の後継モデルで、ドコモ、auが取り扱うほか、多くのMVNO・量販店がSIMフリー版を販売しています。さらに、Y!mobileもこの機種をベースとする「Android One S7」を取り扱っているので、iPhoneの最新モデル以上に幅広いチャンネルで買える端末です。筆者が使ったのは、SIMフリーの「AQUOS sense3 SH-M12」。2019年12月現在の実勢価格は、3万8280円(税込)です。
必要十分な機能を備えつつ
コンパクトで持ちやすい
まずは、AQUOS sense3の主なスペックをチェックしましょう。CPUはSnapdragon 630(2.2GHz×4コア+1.8GHz×4コア)、メモリーは4GB、内蔵ストレージは64GBのミドルレンジモデルです。ディスプレーは約5.5型(2160×1080ドット)のIGZO液晶を採用。カメラは、背面に標準(約1200万画素)+広角(約1200万画素)のダブルレンズカメラを搭載し、インカメラは約800万画素。バッテリーは4000mAhで、防水・防塵、おサイフケータイにも対応しています。普段使いに十分な性能・機能を備えたミドルレンジモデルといったところ。
Androidスマホの中では、本体サイズが小さめで、横幅は約71mm。片手で楽に持てるサイズ感で、文字入力も片手でこなせます。背面パネルにはアルミニウム素材で、サラサラとした手触り。滑りにくく、指紋が付きにくいことがメリットと言えるでしょう。
ディスプレーの下に指紋センサーを搭載していますが、顔認証にも対応。どちらもスピーディーにアンロックできますが、スマホの持ち方によっては指紋センサーに指を当てづらいこともあり、顔認証の方が使い勝手は良い印象。ただし、3Dでの顔認証ではないので、セキュリティー面では指紋認証に軍配が上がるでしょう。
前モデルのAQUOS sense2からの進化点として見逃せないのが、初めてDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応したこと。海外メーカー製のSIMフリースマホのほとんどはDSDVに対応しており、国内メーカー製がSIMを1枚しか挿せないことが、弱点として指摘されていました。これからは、DSDVが不可欠という人もAQUOSを選択肢に加えられるわけです。ちなみに、国内はドコモ、au、ソフトバンク、楽天のすベてのキャリアに対応。ただし、キャリア向けモデルはDSDVには非対応で、従来通りのシングルSIM仕様です。

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