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10G/100G占有ダイレクト接続サービス、50Mからの必要帯域選択型サービスを提供

東京で2カ所目の「Azure ExpressRoute」接続拠点、アット東京に開設へ

2019年12月25日 06時30分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 アット東京は2019年12月24日、東京にある同社データセンター(CC1:中央センター)内に「Microsoft Azure ExpressRoute」接続拠点を近日開設すると発表した。この接続拠点を利用したダイレクト接続サービス「プレミアムコネクト for Azure」や、データセンター内相互接続プラットフォーム「ATBeX」を介した接続サービス「ATBeX ServiceLink for Azure」の申込受付を同日より開始し、2020年初旬よりサービス提供開始予定としている。

アット東京「プレミアムコネクト for Azure」の概要。アット東京データセンター内の顧客ラックとAzure ExpressRoute接続ポイントとをつなぐ光ファイバケーブルを提供する

 Azure ExpressRouteは、Azureクラウドのデータセンターと顧客環境との間をプライベート接続できるサービス。インターネットを経由しないため、高信頼で高速/低遅延、セキュアなネットワーク接続が実現する。

 アット東京ではこれまで、Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud Platform(GCP)、IBM Cloudのダイレクト接続拠点をアット東京データセンター内に設け、顧客ラックとの各種接続サービスを提供してきた。今回はこの接続先クラウドにAzureが加わることになる。

 プレミアムコネクト for Azureは、アット東京データセンター内に設置された顧客ラックとAzure ExpressRouteの接続ポイントとを構内接続する光ファイバケーブル(2本1セット)を提供するサービス。マイクロソフトが接続ポイントで提供する10Gbpsまたは100Gbpsの物理ポートを占有できる。

 ATBeX ServiceLink for Azureは、データセンター内相互接続プラットフォームであるATBeXの論理回線を介して、顧客ラックからAzure ExpressRouteに接続できるサービス。アット東京がExpressRoute L2サービスプロバイダーとして提供するもので、顧客の必要に応じて50Mbpsから10Gbpsまでの帯域幅から選択できる。

「ATBeX ServiceLink for Azure」の概要。顧客の必要に応じて接続帯域やシングル/冗長構成などを細かく選択できる

 なお今回アット東京CC1に設置されるAzure ExpressRoute接続拠点は、東京では2拠点目となる(1拠点目はエクイニクスTY4)。これにより、東京だけでAzure ExpressRouteの接続拠点を冗長化することも可能になった。

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