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今年買収したTwistlockとPureSecのセキュリティ機能を統合

コンテナ/サーバーレス環境も保護、パロアルト「Prisma Cloud」新版

2019年12月23日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 パロアルトネットワークスは2019年12月20日、クラウドアプリケーションセキュリティ「Prisma Cloud(プリズマ クラウド)」新バージョンの国内展開開始を発表した。今年買収したTwistlock、PureSecのセキュリティ製品を統合、コンテナ環境やサーバーレス環境も保護対象としてカバーすることで、クラウドネイティブ領域でのセキュリティを強化した。

クラウドアプリケーションセキュリティ「Prisma Cloud」新バージョンのダッシュボード。画面レイアウトも整理された

 Prismaは、パロアルトが新たに展開するクラウドセキュリティ製品ブランドであり、ほかに「Prisma Access」「Prisma SaaS」などのサービスをラインアップしている。

 Prisma Cloudは、パブリッククラウド(IaaS/PaaS)利用時の設定ミスなどによるセキュリティリスクを可視化し、コンプライアンス準拠を支援するサービス。過去に買収したRedLockやEvidentのサービスを統合したものだが、今回はそこにTwistlock、PureSecのサービスも新たに統合し、機能強化を図った。Twistlockはコンテナ環境、PureSecはサーバーレス環境において、それぞれアプリケーションの脆弱性管理やランタイム防御といったセキュリティ機能を提供していた。

 新版ではダッシュボード/GUI画面が刷新され、ナビゲーションメニューが左端に整理された。このうち新設された「Compute」タブをクリックすると、TwistlockとPureSecの統合による新機能を含む、脆弱性管理やワークロード保護の機能群にアクセスできる。

「Compute」タブの画面(左)と、コンプライアンスレポートの画面

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