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PCI Express 4.0(Gen4)x4接続対応のNVMe M.2 SSD「FireCuda 520」も登場

ノートPCがデスクトップ並みの容量に、4TB HDDとSSD拡張スロット搭載ドッキングステーションをSeagateが発表

2019年11月26日 17時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

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PCI Express 4.0(Gen4)x4接続対応のNVMe M.2 SSD「FireCuda 520」と、外付けストレージ兼ドッキングステーション「FireCuda Gaming Dock」が発表

 日本シーゲイトは11月26日、PCゲーマー向けストレージソリューションとして、PCI Express 4.0(Gen4)x4接続対応のNVMe M.2 SSD「FireCuda 520」と、4TB HDDとNVMe M.2拡張スロットを備えた外付けストレージ兼ドッキングステーション「FireCuda Gaming Dock」を発表した。また、PCI Express 3.0(Gen3)対応のNVMe M.2 SSDの「FireCuda 510」もリニューアルする。

新製品の概要

外付けストレージとドッキングステーションを統合
Thunderbolt 3で高速転送

FireCuda Gaming Dock

 PCゲームはデスクトップパソコンが主流だが、昨今はビデオカードの進化によりゲーミングノートパソコンユーザーも増えてきた。どんどん薄型軽量化してモビリティーが向上しているゲーミングノートパソコンだが、その反面デスクトップパソコンと比べてネックになる部分もある。それがストレージ容量とインターフェースだ。

ノートパソコンと接続すれば、デスクトップと変わらないストレージ容量とインターフェースを実現する

 そこに目を付けて日本シーゲートが開発したのが、FireCuda Gaming Dockだ。本製品は、HDD回転数 7200 rpmの4TB HDDを搭載し、ゲームプレイ動画などを直接HDDに保存可能。加えて、PCI Express 3.0(Gen3)対応のNVMe M.2拡張スロットも備えており、対応SSDを搭載すればゲームタイトルなどの保存用にも利用できる。Thunderbolt 3端子を搭載し、プラグアンドプレイが可能なほか、高速転送も実現している。

右側のケースを外せば、PCI Express 3.0(Gen3)対応のNVMe M.2拡張スロットが出てくる

ケースを外すとヒートシンクがあり、3本のネジを外せばSSDを搭載できる

発表会ではゲームプレイ動画を直接FireCuda Gaming DockのHDDに保存するデモを実施

デモではMSIのゲーミングノートパソコンと接続して使用

デモに使用したノートパソコンの仕様とゲームタイトル

Thunderbolt 3でノートパソコンと接続すれば、すぐに外付けストレージとして認識される

録画を終了すると、しっかりHDDに動画が保存されていた

 加えて、ドッキングステーションとして豊富なインターフェースも配置。前面にUSB 3.0 Gen2端子×2、3.5mm音声/マイク入力、3.5mm音声出力を、背面にThunderbolt 3端子×2、DisplayPort 1.4、USB 3.0 Gen2端子×3、有線LAN端子を備える。2基のThunderbolt 3はパソコン接続用と周辺機器用として2基用意しているほか、USB 3.0 Gen2の中にはUSB 3.1 Gen2充電ポートも含まれている。

FireCuda Gaming Dockの主なインターフェース

前面にはマウスやキーボード接続用のUSB 3.0 Gen2端子を備える

背面にもインターフェースがズラリ

 そのほか、ツールキットコントロールアプリでRGBおよびパターンコントロールが可能なRGB LEDを採用。ゲーミングノートパソコンの隣に置く想定で設計&デザインを施したという。Thunderbolt 3ケーブル、電源ケーブル、電源、クイック・スタート・ガイドが同梱。価格は4万4980円で、3年間の保証も提供する。

ツールキットコントロールアプリでRGBおよびパターンコントロールが可能

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