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さとうなおきの「週刊アジュール」第121回

自分のサインイン履歴を確認できる「Azure AD My Sign-Ins」がプレビューに

Azure VMでSQL Serverのパフォーマンス最適化ストレージ構成機能

2019年10月29日 08時00分更新

文● 佐藤直生 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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 こんにちは、さとうなおきです。今回の「週刊アジュール」では、2019年10月13日~2019年10月19日の1週間に発表されたMicrosoft Azureの新機能から、筆者の独断と偏見で選んだトピックについて紹介していきます。

Azure Storage:Standardレベルの上限拡張

 ストレージサービス「Azure Storage」の一機能「Azure Files」は、SMBプロトコルベースのファイル共有サービスを提供します。

 7月にプレビューになっていたAzure Files Standardレベルの容量/パフォーマンス上限の拡張が、GA(一般提供)になりました。

 この拡張では、共有あたりの容量、最大IOPS、最大スループットが、それぞれ5TiBから20倍の100TiBに、1,000IOPSから10倍の10,000IOPSに、60MiB/秒から5倍の300MiB/秒に引き上げられています。

 現時点では、東日本、西日本リージョンで、この拡張は利用できません

Azure Files Standardレベルの上限拡張

Azure Virtual Machines:NCv3シリーズのSR-IOVサポート

 IaaSの仮想マシン(VM)機能を提供するAzure Virtual Machinesでは、 NVIDIA Tesla V100 GPUを搭載したNCv3シリーズを提供しています。

 今回、NCv3シリーズが、VM間の通信の高速化のために、SR-IOV(シングルルートI/O仮想化)をサポートします。

 このアップグレードは、サーバーのダウンタイムを引き起こします。東日本リージョンでのアップグレードは、11月23日に予定されています。

Azure Backup:最大32TBのディスクのバックアップ

 Azure Backupは、バックアップ/復元サービスです。

 9月にパブリックプレビューになっていた、Azure Backupでの最大32TBのディスクのバックアップが、GAになりました。

Azure Monitor:サービスマップ、Azure Monitor for VMs、Azure Monitor for containers、Application Insights

 Azure Monitorは、Azureにおけるフルスタックの監視サービスです。

 Azure Monitorの一機能であるAzure Monitor Logs(旧称Azure Log Analytics)は、Azureやオンプレミス環境のリソースのログを収集、分析するサービスです。

 Azure Monitor Logsの「サービスマップ」は、Windows/Linuxシステムのアプリケーションコンポーネントを自動検出しサービス間通信をマップします。

 サービスマップのデータが、Azure Monitor Logsのカスタムログテーブル(ServiceMapComputer_CL、ServiceMapProcess_CL)から、専用データ型に移行される予定です。新しいテーブル名は、VMComputer、VMProcessとなります。

 Azure Monitor for VMsは、VMを監視する機能です。

 現在パブリックプレビュー中のAzure Monitor for VMsで、年内のGAに向けたアップデートがあります。

  • 11月中旬に、Azure Monitor for VMsの新バージョンをリリース予定
  • 正常性機能が、限定パブリックプレビューに

 詳細は、次のページをご覧ください。

 Azure Monitor for containers(コンテナーに対する Azure Monitor)は、Azure Kubernetes Service (AKS)、Azure Container Instances上のコンテナーを監視する機能です。

 Azure Monitor for containersで、エージェントがアップデートされ、ポッドアノテーション設定がサポートされました。また、Grafana向けのAzure Monitor for containersダッシュボードテンプレートがリリースされました。

 Azure Monitorの一機能であるApplication Insightsは、APM(アプリケーションパフォーマンス監視)ツールです。

 ウェブアプリケーション向けの「Application Insights for ASP.NET Core 2.8.0 SDK」がリリースされ、ASP.NET Core 3.0がサポートされました。

 非ウェブアプリケーション向けの「Application Insights for .NET Core Worker Service 2.8.0 SDK」がリリースされ、ASP.NET Core 3.0 Worker Serviceテンプレートがサポートされました。

 Application Insightsで、変更可能なデータリテンション期間がGAになりました。

Application Insightsの変更可能なデータリテンション期間

Azure Advisor:利用率の低いVM

 Azure Advisorは、ベストプラクティスに従って、可用性、セキュリティ、パフォーマンス、コストの最適化のための推奨をしてくれるサービスです。

 Azure Advisorのコストの推奨事項では、利用率の低いVMのサイズ変更やシャットダウンを行えます。

 今回、この推奨事項を評価するため、メモリ圧力とその他のメジャーを属性として追加しました。

Azure App Service/Azure Functions:Azure Key Vault参照

 Azure App Serviceは、ウェブアプリ、ウェブAPI、モバイルバックエンドをホストするためサービスです。

 Azure Functionsは、サーバーレスアーキテクチャのFaaS(関数サービス)です。

 Azure Key Vaultは、暗号化キーやパスワードなどを格納して管理するサービスです。

 Azure App Service、Azure Functionsで、Azure Key Vault参照がGAになりました。これによって、コードを変更せずにアプリケーションのシークレットを管理できるようになります。

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