2歳児くんの保護者をしています盛田諒ですこんにちは。子が生まれてから自由時間が栓を抜いたように激減し、朝のコーヒータイムがほぼ唯一になりました。せっかくなら旨い一杯が飲みたいですねと思っていたところ、ツインバード工業が15日、老舗珈琲店カフェバッハ監修の新型コーヒーメーカーを発表しました。欲しいやつですね。
全自動コーヒーメーカー CM-D465B
11月上旬発売予定
想定実売価格4万5000円前後
ツインバード工業
http://www.twinbird.jp/products/cmd465.html
カフェバッハは東京・南千住にある、自家焙煎の老舗コーヒー店。コーヒー豆を一粒ずつ選び、独自の焙煎機でムラなく焙煎し、新鮮なコーヒーを提供します。店主の田口護さんはコーヒー業界のレジェンドといわれ、「田口護の珈琲大全」(NHK出版)などコーヒーにまつわる著書もたくさんあらわしています。
新製品は、昨年に発売した3杯用モデルCM-D457Bの後継機種にあたる6杯用の大容量モデル。やはりカフェバッハ監修のおいしいコーヒーを淹れられる前機種は1万5000台を売る人気製品になりました。新製品は6杯抽出しても味をブレなくするため、ドリッパー、ミルの刃、プログラム、すべてを作りなおしています。
ドリッパーは3杯用を大きくしただけでは味が決まらず試行錯誤、底を厚くしてすりばち状にすることで味を安定させました。ドリッパーは1〜3杯用と4〜6杯用の2つを用意し、面白いことにスタッキング(入れ子)式になっています。
ミルは前回と同じフラットカッター式ですが、ミルの刃を4枚×5枚(奇数・偶数)の組み合わせに変えることで、6杯用にたくさんコーヒー豆を挽いたときのモーターにかかる負荷を軽減しました。さらにミルのパーツには樹脂を使い、前機種で指摘のあった粉の飛散を軽減しています。
プログラムは、1杯でも6杯でも味のブレがないようにとエンジニアが何度も試飲をくりかえしながら作成。ドリップするときは三角錐状になったコーヒーの「壁」をくずさないよう、内側に向かってななめにお湯を注いでいきますが、蒸らしも含めて、量にあわせて一番おいしくできるタイミングに調整したということでした。
ガラスサーバーは6杯用でも1杯を抽出可能。保温ヒーターをオンにする時間を早めることで、少ない容量でもおいしく飲めるように仕様を変更しています。
サイズは幅約160×奥行き335×高さ425mm、重量は約4.8kg。設置面積は前機種と同じで、高さが65mmほど上がっています。機能面は3杯分(450ml)から6杯分(約900ml)を淹れられるようになったこと以外は前機種と同じですね。挽き方は3段階。湯温は豆の特徴を挽き出す83℃と濃い目に淹れたいときの90℃の2種類。豆から抽出する場合、6杯用の抽出には約13〜14分かかります。
フラットカッター式でデザインのいい全自動コーヒーメーカーというだけでもかなり惹かれるものがありますが、カフェインフリークとしては何杯もおかわりできる新型が相当気になります。粉の飛散も少なくなったそうなのでお手入れも簡単になった様子。来客があったときにも便利だし、この際デカい新型を買っちゃうのもよさそうです。
書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)
1983年生まれ。2歳児くんの保護者です。Facebookでおたより募集中。
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