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入力操作がより快適になったロジクール「MX Master 3」&「MX Keys」レビュー

2019年09月24日 11時00分更新

文● 石川ひさよし 編集● ジサトラハッチ

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MX Master 2Sからより操作しやすく

 デザイン上でMX Master 2Sとの相違を探していこう。まず左右クリックボタンの先、MX Master 2Sは尖っていた部分が、MX Master 3では左上がりのフラットになっている。そして手のひらから親指にかけてのラバーグリップ部分のデザインでは、MX Master 2Sがダイヤモンドカット風だったところ、MX Master 3では複数のラインが流れるようなデザインに変更されている。

左右クリックボタンの先端は斜めのフラットへ

親指と手のひら部分を置く後部から左側面にかけての造形は流れるラインへ

 細かな部分で見ると、ホイールやボタン配置にもわずかな違いがある。MX Master 2Sは中央ホイール、サムホイールともに中央をブラックとしていたが、MX Master 3はシルバーで少し大型化した。そしてMX Master 2Sではサムホイールの延長にあった進む/戻るボタンが、MX Master 3ではサムホイール下に移設された。ほか、MX Master 3では親指裾野部分にあるジェスチャーボタンに目印のマークが付いた。

ホイール部分はシルバーへ、進む/戻るボタンはその下に移動した

ジェスチャーボタンにはマークが付いた。おそらくMX Master 2Sではあえてマークを外しデザインを優先したものと思われるが、MX Master 3は実用性重視と言えるだろうか

 こうして見ると、MX Master 2SからMX Master 3へのデザイン的な進化は、おもに「より操作しやすく」といったものだと思われる。顕著なのが進む/戻るボタンで、親指をほとんど「曲げ」ずに操作できるようになり、ジェスチャーボタンも存在感がまし積極的に活用してみようという気持ちになった気がする。

 PC/Macとの接続方法は、2.4GHz帯を用いるUSBレシーバー(3台までペアリング可能なUnifying)またはBluetooth(BLE)。接続方式の切り換えや、ペアリング対象の切り換えは底面のボタンで操作する。

レシーバーは追加購入で3台までペアリングできるUnifying

 センサーには「Darkfieldセンサー」を採用。ベーシックマウスと比べて5倍正確とのことで、ガラス面を含むさまざまな材質の上で利用できると言う。業務ではスチール等、洒落たカフェなどならガラス面の上で利用することも多いだろう。実際、ガラステーブル上でも何ら問題なく使えることを確認した。解像度は200~4000dpiまで、50dpi刻みで設定可能。

ガラス面などでも抜群の感度を実現するDarkfieldセンサー

 充電用端子は以前のmicroUSBからUSB Type-Cへと変更された。まだmicroUSB機器も多いが、これからはUSB Type-Cの時代でありこの変更は好感が持てる。ただし、付属するのはUSB Type-A to USB Type-Cなので、USB Power Delivery(USB PD)等は利用していないようだ。

USBケーブルはUSB Type-A to USB Type-Cのもの

 バッテリーはリチウムポリマーで容量が500mAh。フル充電からは最長70日間駆動でき、1分の充電で最長3時間駆動が可能とされる。

MX Master 2Sで進む/戻るボタンがあった場所にインジケーターが付いた

重量は公称約141g、実測もほぼ同じ142gだった

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