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自分や家族との時間、生活のリズムをコントロールできてますか?

グーグルと考える「スマホばかり見てる」と言われない生活

2019年09月08日 12時00分更新

文● 飯島恵里子/ASCII

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YouTube Creator Academyでは日本語でセルフケアの重要性と、バランスをとる方法について紹介している ※画像をクリックすると、YouTube Creator Academyのサイトに移動します

出鼻をくじかれたワークショップで思わず開眼

 乗り気ではあるものの、参加者一同が出鼻をくじかれた感のあるDigital Wellbeingのワークショップで、急に「合点がいく」瞬間があり、そこから参加者一同の空気が変わった。それは、2日目のテーマ「インフルエンサーの課題」に取り組んだときだ。

 20代のYouTube クリエイターやブロガー、インスタグラマーといった、現代における憧れの対象者である彼らの悩みや不安などに向き合い、ストレスなどで体に負担をかけない方法など、健康的な生活を送るためのヒントが紹介され、参加者の間で意見が交わされた。

 ワークショップに参加し驚いたことは、グーグルやYouTube側は、プラットフォームの成長ばかりを追いかけているのではなく、問題を直視しクリエーターの健康や安全面などで深刻な事態が起きないように、解決方法を提示していることだ。これは、YouTube Creator Academy内で「健康を保ち、燃え尽き症候群を防ぐ」と題されたコースが、日本語でも提供されている。

東南アジアとオーストラリアで、YouTubeパートナーシッププログラムを立ち上げたNiken Sistha Sasmaya氏。Wellbeingは彼女が情熱を注いでいるテーマであり、YouTubeのさまざまなチームや外部と協力して、YouTubeクリエイター向けの強力なWellbeingプログラムを開発している

 レッスンは「仕事と健康管理」「仕事とプライベートのバランスを取る」「公開チャンネルと私生活のバランスを取る」などで、クリエーター以外でも役立つことばかりだ。

クリエーターは作業をする場所とプライベートを切り分けることで、仕事と生活の境界を作ることができる

 例えば、「自宅で作業をする場合、生活する場所と動画を撮影・編集する場所を分ける」「行き詰まったら息抜きをする」「エゴサーチをしない」「ネガティブなコメントは受け流す」など。

 このワークショップで「PVが伸び悩み、痩せてしまった」「常になにかしていないと心配になり、気が休まらない」など、各々が抱える悩みを素直に語ったことで、国やバックグラウンドが異なりながらも、参加者の絆が深まった。

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