価格の安さではキャリアショップではなく、併売店
ただし、有料コンテンツ契約など条件には注意が必要
実際に好条件で回線契約をする場所だが、事業者の看板を背負ったキャリアショップや大手家電量販店では表立って大幅な特価を示すことは少なく、複数キャリアを扱う併売店ではTwitterなどで特価情報をアピールしていることがある。
また、さまざまな事情から、実際に相談に訪れた客に限って好条件を示してくれるショップもあるので、電話での問い合わせや地道なお店まわりが必要になるかもしれない。
契約の条件として有料コンテンツや料金プランの制限があるかもしれないが、最近の併売店では、必要な有料オプションやコンテンツ加入期間や解約可能日や方法などをわかりやすく記載した紙を添付するなどして、損得の計算がしやすくなっている。かかる費用と特価条件を計算して条件に合うか検討してほしい。また、特価条件があまり良くなくても、最初から有料オプションなどの条件が緩い店もあるので、うまく店選びをしてほしい。
店選びの際にチェックしてほしいのは、ウェブサイト上の販売で「アウトレット」などとして、一括販売金額を非常に低く提示している場合だ。こうした販売では月々の割引がなく、しかも、通常の違約金とは別の違約金が設定されている場合もある。これでは割引なしで購入したときと比べても、オトクとは言いにくいことがあるので注意したい。
こうした手法はいつまで有効かはお店次第?
程よいところでの決断が必要かもしれない
今回紹介したような料金プランや割引制度がいつまで提供されるかということだが、販売店、通信事業者、そして政府の方針次第ということなる。料金プランはすぐには変動しないが、マンスリー割や月額割引の額、端末の販売価格は明日にはガラっと変わってしまう恐れがあり、過去にもそういう例がある。
前述の“月数百円で維持できる”ことにしても、マンスリー割または月額割引の金額に依存しているため、変わってしまえば激安で維持することはできなくなる。月末や制度の終了が近づけば駆け込み需要をかき集めるために、条件がさらに良くなるケースもある一方で、端末の品切れや希望のカラーが選べないという事態も起こりかねない。情報を集めつつ、適当なところで決断して加入するのがよさそうだ。

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