何もない空間に実像を表示・操作できる空中ディスプレー
IoT H/W BIZ DAY by ASCII STARTUPにて「ASKA3Dプレート」展示
ASCII STARTUPは2019年8月26日(月)、ハードウェアやIoTプロダクト関連の事業者が集結する交流イベント「IoT H/W BIZ DAY 2019 by ASCII STARTUP」を東京・御茶ノ水にて開催。展示ブースでは、アスカネットが空中ディスプレー「ASKA3D プレート」を展示する。
ASKA3Dプレートは、何もない空間に画像や物体を表示する、組込み用途型の光学デバイスだ。見た目は単なるガラス製または樹脂製のプレートだが、物体の前に立てると、プレートの反対側に、まるで本物のような像が浮かび上がる。
プロジェクターを使った投影とは異なり、スクリーンを用意したり部屋を暗くしたりする必要はなく、プレート1枚あれば、どんな空間にでもクリアな実像を表示できるのが特徴。電力も使わないので、さまざまな機器や装置に組み込める。
この技術は、2枚の鏡を垂直に組み合わせた2面コーナーリフレクターの原理を応用したもの。画像や物体が放つ光が特殊なミラー構造をもつプレートを通ることで、空中に実像が形成される。
もうひとつの特徴は、元の物体と像の大きさは等しく、プレートと1対1の距離に表示される点だ。空中での表示位置と大きさが特定できるので、モーションセンサーとの組み合わせでSF映画のような空間ディスプレーのジェスチャー操作が容易に実現できる。公共施設の案内板やアミューズメントスポットでの体感アトラクション、衛生や安全性から直接画面に触れたくない飲食店や医療、工場での機器の操作、視野角が狭い特性を利用した覗き見されにくいパスコード認証など、さまざまなシーンでの利用が考えられる。
アスカネットでは、ASKA3Dプレートは、大型サイネージ向けのガラス製と、大量生産向けの樹脂製があり、従来のタッチパネルの代替としてメーカーへ提供するほか、個人や小規模なスタートアップ向けにもオンラインで1枚から販売している。
IoT H/W BIZ DAY 2019では、ASKA3Dプレートによる空中ディスプレーとジェスチャー操作のデモストレーションを展示。ASKA3Dプレートが形成する映像の解像感や距離感は、写真では伝わりにくい。ぜひ会場で実際の映像と操作感を体感しよう。
『IoT H/W BIZ DAY 2019 by ASCII STARTUP』
■日時:2019年8月26日(月)
開場 10時 終了予定 18時(予定)
■場所:御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター
〒101-8222 東京都千代田区神田駿河台4丁目6番地
■入場料:展示ブース(無料)、全カンファレンス&展示ブースフリーパス【EventRegist限定】(3000円)
■イベント内容:5セッションを実施予定、出展ブース ハードウェア/IoTスタートアップ企業による展示、実機デモ、物販など
■参加方法:カンファレンス / 展示ブースともに事前登録制
■主催:ASCII STARTUP
■協賛・協力:アスカネット、一般社団法人日本能率協会、特許庁、ACCESS、G's ACADEMY TOKYO、NTTコミュニケーションズ
■出展企業:アイティオール、アクセルスペース、イタンジ、キャッシュフローリノベーション、グローバルウォーカーズ、コノル、ジャパンヘルスケア、スマートドライブ、ソルティスター、ディーオーシャン、テクノラボ、特許庁、バカン、ビビンコ、ユカイ工学、ADZUKI TRADING、AnchorZ、ASTINA、CambrianRobotics、Catalu JAPAN、GAUSS、JDSound、Kisvin Science、mui Lab、PLEN Robotics、Pyrenee、SEMI・ジャパン、techtec、ZAICOほか
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