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ものづくりの祭典「Maker Faire」で見つけた楽しい創作物たち

2019年08月09日 10時00分更新

文● 佐藤ポン 編集●南田ゴウ/ASCII編集部

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映画「マトリックス」に感化されて作った
「バレットタイム撮影システム2」

 少々大きめな「O'Baka Projact」のブースは、映画「マトリックス」で有名になったバレットタイム撮影ができる自作機材が展示されていた。レールの上にずらりと並ぶ30台のカメラは、15台のRaspberry Piで制御されている。これらで撮影したデータはメインPCに送信され、自動的にバレットタイム映像が生成されるようだ。

 開発者によると、今回は会場の都合で約180度しか撮影できないが、本来は倍のカメラ30台を使って360度映像を撮影できるそうだ。開発に至った経緯を問うと、「映画を見ておもしろそうだったから」と返答。恐るべきモノ造りの精神に感服です!

「おもしろそうだから」を具現化させた
「セルフ記者会見セット」

 わくわく技術集団「NEXT+α」のブースは、テレビでよく見る記者会見を体験できる「セルフ記者会見セット」を展示。多数並んだマイクの前で頭を下げると、実際の記者会見のようにフラッシュに見立てたLED照明がバシャバシャと焚かれる。それに合わせてスピーカーからはカメラのシャッター音や雑音が流れ、あたかも謝罪会見のような雰囲気に。デモンストレーションを行なうたびに、周囲の観客から大きな笑いが起こっていた。

 また、謝罪会見のほかに「令和モード」と名付けられたデモも見学させてもらった。これは、頭を下げる代わりに板状のものを持ち上げると作動するモード。誰でも官房長官ゴッコが楽しめるおもしろいシステムだ。

スマホに触れずにスクロールできる
「スマホ スク郎」

 料理や化粧などで手が汚れている際はスマホの画面は触りたくない……。そんなときに使える便利なマシンが「スマホ スク郎」。

 センサーに手をかざすとアームが作動し、ススッとスマホの画面をスクロールしてくれる。手をかざす距離に応じて上スクロールと下スクロールが可能だ。実際に試してみたら、超滑らかに動いてくれた。これはかなり便利なアイデアです!

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