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システムだけでなく“人”が安心安定のPC供給を支えていた

ドスパラ工場で100万円PC爆誕! スタッフの熟練組み立てスキルに驚いた

2019年08月03日 12時00分更新

文● 八尋/ASCII

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100万円PCを熟練のスタッフさんが組み立てるところをみてきた

 先日、サードウェーブから「100万円PCカスタマイズキャンペーンの当選者が決まって、工場で組むので取材に来ませんか?」と連絡があった。100万円PCカスタマイズキャンペーンとは、同社が6月21日から7月7日まで実施していたキャンペーンで、当選者はGALLERIAゲーミングパソコンを100万円以内で自由にカスタマイズできてかつプレゼントされるという、超絶太っ腹な企画だ。

 いつの間にそんなキャンペーンを……と情報収集できていなかった自分に激しく後悔したが、組み立てる場所は同社のパソコンの製造、発送、サポートを一挙に担う工場だということで、面白そうなので取材に行ってみることにした。

サードウェーブのパソコンはすべてここから

 サードウェーブの工場は、神奈川県の綾瀬にある。驚いたのは、南は福岡、北は北海道までドスパラ店舗を構える同社だが、各地にパソコンの製造拠点があるわけでなく、すべてがこの綾瀬工場に集約されているという点だ。BTOパソコンだろうが、店舗で販売するパソコンであろうが、すべてここで組み立てられているのだ。

パーツは倉庫にギッシリ。ピッキング作業場のストックが切れそうになったらここから補充する

PCケースの山

 工場では、まずユーザーからの注文に合わせたピッキング作業から始まる。工場にはピッキングのエリアがあり、ここにCPUやビデオカード、ストレージなど各パーツがズラリと並んでいる。ユーザーからの注文は製品コード(バーコード)で管理されており、ピッキングエリアでは、バーコードを読み込むと必要なパーツが一式表示され、それに合わせてボックスにパーツを入れていく。

大量のパーツの中から注文に合わせたピッキングを行なう

ビデオカードやCPUなども。Ryzenの箱が大量に置いてあった

ピッキングされたパーツは黒いボックスに入れられる

ケースもズラリ

 また、1日に多くのパソコンを組み立てる中でも極力ミスのないように、各工程で間違いが起きた際にエラーが出るような独自のソフトウェアを使用している。広いことは広いが、1つの屋根の下でピッキングから発送までを実施しているので、エラーが起きてもすぐに対応できるのも、強みの1つだ。

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