オヤジホビー-ワタシが好きな物はみんなも好き、かもしれない- 第188回

シンプルで可愛い米軍払い下げの折りたたみ椅子を買いました

物品管理番号――NSNはありませんでした

　ミリタリーグッズといえばステンシル、ステンシルといえばミリタリーグッズというぐらい、ミリタリーものとステンシルは切っても切れない関係にあります。これまでに買ったアレコレも、ほとんどに内容物を示す文字や米国政府の物品管理番号であるNSNがステンシルされていました。

　当然のようにこの椅子にもあると思ったんですが、どこにもありませんでした。

背もたれ部分は真っさらでマーキングはありません

座面の裏にはシールが1枚

　ステンシルはありませんでしたが、座面の裏にラベルシールが貼られていました。燃料のポリタンクなどはラベルにNSNが印字されていたのでこれがそうかなと思いきや、製造メーカーの名称と住所、契約番号、製造年、ロットだけでNSNはなし。ラベルが貼られているのにNSNの記載がないのは珍しいかもしれません。

座面の裏に貼られたシールにNSNはなし。メーカー名や住所、契約番号などが書かれていました

　製造元はウィスコンシン州グリーンベイにあるASPIRO INDUSTRIESという会社です。調べてみるとこの会社、元々は発達障害をもつ人々向けに教育や治療、生活支援などを行なう施設だったのだとか。その後、職業訓練の一貫として、工場を作ってスカーフや防護服、折りたたみ椅子などの製造もするようになったそうです。

　2015年5月製造なので放出品にしては新しいように思います。シールも綺麗に残っているし、もしかしたら未使用のデッドストック品なのかもしれません。