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肉食ナベコの「なんでも食べてみる」 第510回

54円の新から揚げ

セブン「ななから」と「からあげ棒」どちらを買うか迷ってしまう

2019年07月04日 20時30分更新

文● ナベコ

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 ごきげんよう、今日ものんべろべろりん、アスキーの食情報担当ナベコです。お酒が好きなので、記事はおつまみ成分高めですよ。

 セブン-イレブンは「ななから」を7月2日に販売開始しました。東京都、長野県、山梨県エリアで販売し、以降順次全国拡大するとのこと。ひとつ54円。

 レジカウンターにある揚げ物惣菜の新レギュラーとなる「から揚げ」。1個売りです。

 セブンのから揚げというと、これまで「丸から」(60円)がありました。新発売の「ななから」はやや値下げをしています。セブン-イレブンの名前からとったであろう「なな」が入っている点にも製品への自信がうかがえますね。ご飯のおかずにもオススメだそう。

 特徴は、サクッと食感の薄衣と生姜の風味とか。

 独自に配合したタレを鶏肉に漬け込み、鶏肉をより柔らかい食感に仕立てたとのこと。タレは醤油ベースで、生姜がアクセントだとか。衣は薄衣に仕立て、外はサクッと中はジューシーな味わいだとうたっています。

 1個ずつ買えるので、おつまみにも手頃そうではないですか! さっそく食べてみましたよ。

「和」の濃い味付けで
ご飯が進みそう

ななからを3つ買ってきました。

 醤油が染み込んだ甘じょっぱい味わい。衣だけではなく、お肉にも下味がついていました。生姜の風味もはっきりと感じられ、なるほど、和風のお惣菜系から揚げです。

 衣は「薄衣」とのことですが、私の買ったものはまあまあの厚みがあったかなと。カリッとしたクランチーな食感で、お肉へ到達するまでにも食べごたえが。感じ方は人それぞれだと思いますが。

 感心した点は、中のお肉がしっとりと柔らかかったこと。低価格のお惣菜の揚げ物は、身がパサついていることがありますが、「ななから」はちゃんと柔らかかったですよ。

醤油が染みた濃い味。

 全体的にとても塩気が濃いので、ご飯が進みそう。ビールやハイボールのおつまみに合いそうです。

からあげ棒と比較すると

「からあげ棒(竜田揚げ)」

 セブンというと「からあげ棒(竜田揚げ)」も定番です。こちらはから揚げが4個入って123円(一部地域では使用が異なり138円)。価格を考えると、からあげ棒のほうがお得のように感じますが、いったいどちらを買うのが賢いのでしょう。

比べてみました。

 実物の「ななから」と「からあげ棒(竜田揚げ)」を比べてみると、1個のサイズは「ななから」のほうが明らかに大きいです。

1つの大きさは、「ななから」が大きいです。

 食べ比べると、「ななから」のほうの味が濃く、対して「からあげ棒(竜田揚げ)」は比較するとあっさりめ。「からあげ棒(竜田揚げ)」の味が物足りないというわけではなく、「ななから」がお惣菜を意識してとても濃い味付けにしているものと思います。

 身が柔らかいのは「ななから」。また、「ななから」は、生姜の香りがきいているためか、「からあげ棒」より油のにおいが控えめに感じました。

 まとめると以下。


■「ななから」
価格:(1個)54円
サイズ:1個の大きさはからあげ棒より大きい
カロリー:83kcal
特徴:からあげ棒と比較すると味がかなり濃い。生姜がきいた醤油味。

■「からあげ棒(竜田揚げ)」
価格:(4個)123円(一部地域の「からあげ棒」は138円)
サイズ:1個の大きさはななからより小さい
カロリー:(4個)205kcal(一部地域の「からあげ棒」は194kcal)
特徴:ななからと比較するとあっさり。


 「ななから」は、から揚げ1個の値段で考えても「からあげ棒」よりお高め。その分、身の質がよく、コンビニの揚げ物としてはジャンク感少な目で仕上げていると感じました。

 ただ、まったく個人的な感想だと、「ななから」は味が濃すぎると言ってもいいくらいなので、ご飯のおかずやビールのおつまみとして食べるのはいいけど、単体で食べると喉が渇いてしまうなと。おやつとして買うなら、からあげ棒のほうが食べやすいしボリュームもあるので、満足できそう。

 こんな調子でいろいろと考えてしまいましたよ!

  串からはずす手間こそありますが、「からあげ棒」のほうがあっさりなので、お惣菜として食べるときもキムチと合わせたり、アレンジしがいがあるような。覆すようですが、そうはいってもやはり、「ななから」の生姜のきいた味わいは食欲を掻き立てるので、お惣菜としては絶対的です。

 「ななから」、「からあげ棒」。う~ん、迷ってしまいます。あなたはどちらがいいでしょうか。とにかく、味がずいぶん違うので、両者を食べ比べてみるのもおもしろいと思いますよ。


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書いた人:記者ナベコ

デジタル媒体アスキーでなぜか食べ物の記事ばっかり手掛けている人。3度の飯を食らいつつ酒をがんがん飲んでいる。好きなジャンルはビール、ウイスキー、焼酎、日本酒、ワインなど高アルコール全般。苦手なお酒は甘いカクテル全般とスピリタス。酒豪ではなきにつき鯨飲した翌日はSNSからも消える。Facebookやっています。

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