このページの本文へ

インダストリー向けパートナー新施策「MPN for industry パートナープログラム」開始

日本MS、製造・流通・金融・医療に特化したAzureリファレンスアーキテクチャをパートナーに提供

2019年07月02日 08時30分更新

文● 羽野三千世/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 日本マイクロソフトは2019年6月25日、インダストリー向けの新しいパートナープログラム「MPN for industry パートナープログラム」を発表した。日本マイクロソフトからパートナー企業に対して、製造、流通、金融、ヘルスケアの各業種に特化したAzureリファレンスアーキテクチャを提供し、リファレンスアーキテクチャをベースにしたサービス開発と技術者育成、販促・マーケティング活動を支援する。

MPN for industry パートナープログラム

 業種に特化したAzureリファレンスアーキテクチャとして、日本マイクロソフトは流通業向けの次世代店舗モデル「Smart Store」を2019年1月29日からGitHub上で無償公開している(関連記事)。今回発表したMPN for industry パートナープログラムでは、Smart Storeに加えて、製造業向けの「Factory of the Future」「Intelligent Supply Chain」「Product as a Service」、流通業向けの「Smart Online」「Intelligent Logistics」、金融業向けの「Financial Cloud Fundamentals」「Intelligent Banking」「Intelligent Insurance」を2019年第3四半期に、ヘルスケア向けの「Future Hospital」「R&D Innovation」をそれぞれ2019年第4四半期、2020年第1四半期に提供する予定だ。

提供するリファレンスアーキテクチャ

 同プログラムで提供するリファレンスアーキテクチャは、システム構成に必要な機能要件をまとめた「業務ファンクションマップ」、機能要件のアーキテクチャへの落とし込みとデータ構造、実装・運用方法をまとめた「アーキテクチャマップ」、アーキテクチャとデータ構造を実際にAzureやDynamicsなどのマイクロソフト製品スタックで実装する「サンプル実装」の3つで構成される。

リファレンスアーキテクチャの構成要素

 すでに、製造、流通、金融、ヘルスケアの分野で計92社がMPN for industry パートナープログラムへの参加を表明している。

MPN for industry パートナープログラムへの参加表明企業

 日本マイクロソフト 執行役員 常務 パートナー事業本部長の高橋美波氏は、リファレンスアーキテクチャを活用するメリットについて、「パートナーはサービス構築期間を短縮でき、お客様(パートナーサービスのエンドユーザー)は差別化できる新規事業開発にフォーカスしてイノベーションのライフサイクルを短縮できる」と説明した。

日本マイクロソフト 執行役員 常務 パートナー事業本部長の高橋美波氏

 流通分野のパートナーを代表して、大日本印刷(DNP) 執行役員 情報イノベーション事業本部の沼野芳樹氏がリファレンスアーキテクチャの活用事例を紹介した。

大日本印刷 執行役員 情報イノベーション事業本部の沼野芳樹氏

 DNPは、流通業向けに「チラシのデジタル化」「店頭業務の自動化」「キャッスレス化」にフォーカスしたソリューションを提供している。ソリューションの開発にあたって、同社は流通事業者と顧客との関係性を6つに分類(来店促進、入店・退店、店内回遊、商品選択、決済、再利用促進)し、それぞれについて課題と解決策を定義した。「分類した課題ごとにサービスを開発すると、時間がかかる上にデータを別のソリューションに応用できない。そこで、リファレンスアーキテクチャを組み合わせ可能なコンポーネントとして活用しAPI連携すれば、短期間、低コストで開発が可能になる」(沼野氏)。

大日本印刷でのリファレンスアーキテクチャ活用のイメージ

■関連サイト

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    TECH

    訓練だとわかっていても「緊張で脇汗をかいた」 LINEヤフー、初のランサムウェア訓練からの学び

  2. 2位

    ビジネス・開発

    最悪のシナリオは「フィジカルAI」による基幹産業の衰退 日本の勝ち筋は、“同期技術”と“ドメイン知識”

  3. 3位

    ITトピック

    若手が言わない“本音の退職理由”上位は/「データ停止は景気後退よりも企業の脅威」6割/クライアントに告げずAI活用するフリーランス、ほか

  4. 4位

    Team Leaders

    ファイル名が命名規則に合っているかの自動チェック、Power Automateのフローで実現しよう

  5. 5位

    データセンター

    液冷技術の最先端が集うイノベーションラボ「DRIL」、印西のデータセンターに現わる

  6. 6位

    TECH

    糖尿病超早期を採血なしで検出、予防へ! 代謝や臓器のつながりに着目した予防法開発

  7. 7位

    ビジネス

    廃校がAIの心臓部に!? 地方の遊休施設を「AIデータセンター」に生まれ変わらせるハイレゾの挑戦がアツいぞ

  8. 8位

    Team Leaders

    バックオフィス業務もAIに“丸投げ” マネーフォワードが「Cowork」機能を2026年7月に投入へ

  9. 9位

    TECH

    合成ゴムが及ばない天然ゴムの高性能のメカニズムを、現象発見から100年後に解明

  10. 10位

    TECH

    “GPUなし”ノートPCで動くLLMで、ローカルAIエージェントを自作する

集計期間:
2026年04月10日~2026年04月16日
  • 角川アスキー総合研究所