さくらインターネットは6月17日、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が研究する「ディープラーニング翻訳の高度化のための計算機資源の借入」として、同社のGPUコンピューティング基盤「高火力コンピューティング」が採用されたと発表した。
音声翻訳システムの高精度化にはディープラーニングが大きく寄与すると言われており、NICTでは以前より音声認識・翻訳・音声合成技術を活用した音声翻訳アプリ「VoiceTra」に代表される多言語音声翻訳システムの研究開発と実証実験を実施している。
今回、NICTが推進するディープラーニング翻訳のインフラとして、さくらインターネットのAIやディープラーニングに適した物理サーバーをクラウドのように利用できる「高火力コンピューティング」が採用され、計算用サーバー109台(GPU872基、およそ6.09PFLOPS)が用いられるという。