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“牛柄“Gatewayブランドのスタイラスペン付き2-in-1 PC「GW312-31-H24Q/F」実機レビュー

2019年06月13日 17時00分更新

文● 宮崎真一 編集●ジサトラショータ

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「GW312-31-H24Q/F」。実売価格は9万1000円前後

 かつて“牛柄のPC”として広く認知されており、現在は日本エイサーのPCブランドのひとつとして販売が続けられている「ゲートウェイ(Gateway)」。1990年代から2000年代前半ごろのPC業界を知っている人ならピンとくる名前だと思うが、ゲートウェイブランドのPCは、いまでも関西を中心に展開する家電量販店「ジョーシン(上新電機)」で購入可能だ。

 多少かさばるノートPCに代わり、持ち運びに適した薄くて軽いタブレットを選ぶユーザーは少なくない。今回取り上げる「GW312-31-H24Q/F」も同種の製品で、日本エイサーが手掛けるゲートウェイブランドの2-in-1 PCである。タブレットとしてもノートPCとしても利用できる2-in-1 PCだが、果たしてGW312-31-H24Q/Fはどういった特徴を備えているのか、詳しく見ていきたい。

タブレットにもノートPCにも使える
CPUにはPentium N4200を採用

 まず、タブレット部となる液晶パネルには、12.2型の光沢あるグレアタイプを採用。若干コントラストが高めで画面が明るい印象だが、それゆえに動画を視聴するとかなりクッキリした映像を楽しむことができる。駆動方式にはIPS方式を採ることで、視野角は178度を誇っており、他人に画像を見せる場合など、横から覗きこんで見ても色ムラを感じることはまったくない。また、10点マルチタップに対応したタッチパネルが用意されており、その操作性は良好だ。さらに、Windows Inkに対応したスタイラスペンが付属している点も要注目だろう。

光沢のあるグレアタイプの液晶パネルを採用。動画などはかなり“映える”印象だ
最大165度まで調節できるスタンドが用意されており、ノートPCとして使う場合には重宝する

 キーボードドックとの脱着はマグネット方式のヒンジを採用していることもあり、かなりしっかりと固定される。キーボードは日本語87キータイプのもので、キーピッチは実測19㎜、キーストロークは1.4mmと、若干浅めながらも打鍵感はまずまずだ。このキーボードドックは、折りたためばタブレットのカバーとしても機能し、タブレット部の厚みは実測で9mmほど、ドックを装着しても16mmほどなので、装着して持ち運んでもそのサイズが気になることはまったくない。

日本語87キーを採用したキーボードドック。タブレット部との固定は、マグネットヒンジが利用されている。また、Windows Inkに対応したスタイラスペンが付属

 CPUには4コア/4スレッドタイプの「Pentium N4200」を搭載。定格クロックは1.1GHz、最大ブーストクロックは2.2GHzで、TDPはわずか6Wと、GW312-31-H24Q/Fのような2-in-1 PCにはまさにうってつけのCPUだ。なお、システムメモリーはLPDDR3-1866 SDRAMを4GB搭載している。

 また、ストレージにはSanDisk製128GBのeMMC「DF4128」を搭載。eMMCはSSDより転送速度が劣るものの、実装面積や消費電力が小さく、タブレットでは一般的だ。さらに、ネットワーク機能は、Intel製コントローラー「Dual Band Wireless-AC 7265 83635」により、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応の無線LAN機能を有しているほか、Bluetooth 4.0に準拠しており、対応ヘッドセットやマウスなどの周辺機器が利用できる。

 インターフェースを確認すると、左側面にUSB 3.0端子とUSB 3.1 Gen.1(Type-C)、それにヘッドフォン端子とMicroSD用のカードリーダーを搭載。一方の右側面には何も用意されていない。インターフェースはかなりシンプルな構成で、タブレットらしく必要最小限に絞っている印象だ。また、180万画素のインカメラと500万画素の背面カメラのデュアルカメラ構成を採用。インカメラを利用してビデオ通話や、背面カメラを用いた撮影など場面に合わせた活用が可能だ。

左側面には各種インターフェースが並ぶ。写真左から順にヘッドフォン端子、USB 3.1 Gen.1(Type-C)、USB 3.0端子、MicroSD用カードリーダー
500万画素の背面カメラを搭載。前面には180万画素のインカメラもあり、用途に合わせてこれらを使い分けられる

 そのほか、オフィスアプリケーションとして「Microsoft Office Home」が付属。仕事などで使用しているWordやExcelといったファイルをそのまま利用できる点にメリットを感じる人もいるのではないだろうか。

「PCMark 10」のスコアー

 GW312-31-H24Q/Fのパフォーマンスも確認しておこう。今回は、「PCMark 10」“無印”(Version 2.0.2115)のテストグループを実行した。総合スコアーは1514と控えめだが、基本性能を測定するEssentialsは4199とまずまずのスコアーを残している。このクラスとしては、十分満足のいく性能ではないだろうか。

PCMark 10実行時と、30分間放置したアイドル時における消費電力

 さらに、PCMark 10実行時と、30分間放置したアイドル時における消費電力を「Watts Up?PRO」で計測してみると、GW312-31-H24Q/FはPCMark 10実行時でも26Wと、このあたりはさすがの一言。なお、公称バッテリー持続時間は約8時間と長時間駆動で、それも納得のいく消費電力の測定結果と言えるだろう。

ACアダプタが付属。コンパクトで軽いため、本体と一緒に携行しても、まったくかさばることはない

タブレットとして使い勝手のよさは抜群
10万円を切る価格はかなり魅力的

 GW312-31-H24Q/Fは、以上のようにタブレットとして使い勝手のよさを備えながらも、ノートPCとしてのビジネスワークにも利用できるモデルである。また、MS Office搭載モデルで9万1000円前後と、10万円を切る価格設定も魅力的だ。外出先で気軽に使えるノートPCを探しているのであれば、2-in-1 PCであるGW312-31-H24Q/Fは、有力な選択肢であることは間違いない。

訂正とお詫び:初出時、一部表記に誤りがございましたので訂正いたしました。(2019年06月14日)

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