THETAは猫撮影に適したカメラなのかを検証
2019年春のデジカメ新製品で猫を撮るシリーズの番外編。とりあげるのは、360度カメラのTHETA Z1。360度カメラである。全天球カメラといった方がわかりやすいか、VRカメラといった方がわかりやすいか、いや単に「シータの一番新しくてハイエンドなヤツ」で通じちゃうのかわからんけど、細くて縦長なボディーの前後に魚眼レンズが入ったカメラを2つ搭載して、前後の画像をひとつに合成してやれば前後左右上下全部をひとつにまとめた画像のできあがりという代物。
で、360度分あるので、そこから好きな方向の好きな範囲を切り出してやれば、「撮ったあとから写真を作れる」というわけ。今回は発売前からお借りしていたTHETA Z1で撮影し、THETA+というTHETA画像を編集して写真として切り出すアプリを使って作った写真だ。
とりあえずこんな感じで撮ってみる。ここ、お馴染みの「保護猫シェルターqueue」で、お客さんがいない時間に撮影させてもらったもの。THETAを立てているのはVRカメラ用の三脚セット……マンフロット社の「VR撮影サポート PIXI EVO+4段ポールキット」という長い名前だけど(なんか愛称つけたほうがいいと思う)、要するに専用のミニ三脚と一脚をセットにしたもので、VRカメラ専用だけあって実によく仕事してくれる。
THETAは真下も撮るので普通の三脚だと「脚が派手に写っちゃう」けど、これだと写り込みが最小限に抑えられるというわけだ。
撮影した画像を真上から撮った風に切り出したのが次の写真だ。カウンターの奥にいるのがわたしと店長で、「これってどういうカメラなの?」と尋ねられてるところ。足元に三脚の脚がちょっと見えてるのがわかる。このように、部屋の中をまるっと撮れるのだ。ちなみにこの中に猫は17〜8匹写っております。ここまで縮小しちゃうと数えられないと思うけど。
続いて、わたしが猫を撫でながら撮った全天球画像から。
とまあこんな風に部屋全体とか風景をまるっと記録するのに向いてるのだけど、この連載的にはTHETA独特の超広角感を活かした猫写真を撮りたいわけである。
THETAはデジタルカメラに比べると小さいので猫にぐっと近づけて撮りやすい。冒頭写真がそう。キャットタワーに開いた穴ごしにTHETAで撮ってみた。狭いキャットタワーの中にすっとTHETAを差し入れて目線がきたところで撮影してみた。

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