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RICOH THETAをベースに開発

JAXA/リコー、宇宙空間で使える小型全天球カメラを共同開発

2019年08月28日 16時00分更新

文● 行正和義 編集●ASCII

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小型全天球カメラ

 リコーは8月28日、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同で宇宙空間で360度の全方位を一度に撮影できる小型全天球カメラを開発したと発表した。9月11日に打ち上げられる予定。

 リコーの全天球カメラ「RICOH THETA」をベースに宇宙空間の温度や放射線などの環境に耐える装備を施した機器。小型衛星光通信実験装置「SOLISS」の2軸ジンバル部の動作確認のためのモニターカメラとして採用されている。

「SOLISS」

 サイズはおよそ幅44×奥行き22.9mm(レンズ部を除けば17.9mm)×高さ130mm。カメラのサイズや重量を抑えつつ全方位が撮影でき、宇宙で使われる世界最小の360度カメラになるとしている。

 9月11日に打ち上げ予定の宇宙ステーション補給機「こうのとり」8号機で国際宇宙ステーション(ISS)へ送り届けられ、「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォームから360度の全天球静止画・動画を撮影して地上に送信する予定。

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