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COMPUTEX TAIPEI 2019レポート 第18回

ASUS「ZenFone 6」の回転カメラの機能や強度をチェック

2019年05月29日 00時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII編集部

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モーショントラッキングで
動画撮影がより一層楽しいものに

 この動くカメラで便利なのが、モーショントラッキング機能だ。本体を縦にしたときは上下方向、横にしたときは左右方向だけとなるが、スマートフォン本体のカメラが被写体を追従して撮影する機能はZenFone 6だけの大きな利点だ。ジンバルに取り付けたスマートフォンや、DJIの「Ozmo Pocket」ほどの性能は無いものの、ちょっとした動く被写体の撮影や、ZenFone 6を手持ちして動きながら撮影するときには便利だろう。カメラ画面で「Motion Tracking」を選び、被写体をタップすればカメラが自動追従してくれる。

モーショントラッキングで対象となるオブジェクトをタップ。黄色い枠でロックオン

本体を傾けてもカメラが動き追従してくれる

横から見るとカメラが自動で動いているのがわかる

 ZenFone 6をブースでじっくりと触った感想は、他社のハイエンドスマートフォンやカメラ強化スマートフォンとは違う方向を目指した製品であるということだ。ZenFone 6のカメラはウルトラワイドレンズ搭載でアクションカムのような使い方もできるし、モーショントラッキングを使えば街中での動画撮影もより楽しめるだろう。写真撮影はもちろんのこと、動画を撮影したくなる、そう感じさせてくれるカメラなのだ。

 スマートフォンとしての性能も高いので、ZenFone 6で動画を撮影し、Android版が出たばかりのAdobe Premiere Rush(ZenFone 6は公式サポートされていないが、すぐに対応されるだろう)などで編集をしてYouTubeにアップする、といった作業もスムーズにできる。ノッチのない6.4型ディスプレーなら画面表示エリアが隠されることもなく編集もしやすい。そう考えると、ZenFone 6は写真撮影だけではなく動画撮影にもフォーカスした「ビデオフォン」「ムービーフォン」と言えるのかもしれない。

「ZenFone 6」(ZS630KL)の主なスペック
メーカー ASUS
ディスプレー 6.4型(19.5:9)
画面解像度 1080×2340
CPU Snapdragon 855
(オクタコア)
内蔵メモリー 8GB
内蔵ストレージ 256GB
OS Android 9(ZenUI 6)
無線LAN IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応)
カメラ 約4800万画素(広角、F値1.79)
+約1300万画素(125度、超広角)
バッテリー容量 5000mAh
NFC
生体認証 ○(指紋、顔)
USB端子 Type-C
カラバリ ミッドナイトブラック、トワイライトシルバー

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