このページの本文へ

ファーウェイ通信 第101回

Leicaトリプルカメラも最強クラスのスペックも美麗デザインも、すべてがプレミアム!

ファーウェイSIMフリースマホのフラグシップ機「HUAWEI P30」レビュー

2019年07月18日 11時00分更新

文● 加藤肇、ASCII編集部 編集● ASCII編集部

提供: ファーウェイ

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

光を40%以上多く取り込む新型センサーで
光量の少ない場所でさらに強くなったLeicaトリプルカメラ

 続いては進化したLeicaトリプルカメラをチェックしていこう。

HUAWEI P30はLeicaトリプルカメラを搭載する

 まずカメラの組み合わせだが、メインとなる広角(35mm判換算で27mm相当)の約4000万画素カメラ、超広角(17mm相当)の約1600万画素カメラ、光学3倍ズーム(80mm相当)の約800万画素カメラの3つとなっている。レンズ名称は「VARIO-SUMMILUX-H 1:1.8-2.4/17-80 ASPH.」だ。

 スペック自体は昨年末登場の「HUAWEI Mate 20 Pro」に似通っており、メインの4000万画素センサーは1/1.7型という大型サイズなのも同じ。しかし、このセンサー自体は新型になった。G(グリーン)をY(イエロー)に置き換えた新型「RYYB」カラーフィルターを採用し、HUAWEI P20シリーズの「RGGB」使用時より、光を40%以上も多く取り込めることで、これまでも強かった暗所での撮影がさらに大きく強化されている。

 その暗所撮影だが、実際に撮影してみると、その性能には驚かされる。下記の作例は光量の少ない夜中の神社で撮影したものだが、狛犬の造形も、石材や樹木の質感などもしっかりと写っている。上記作例のISO感度は1万2800だが、HUAWEI P30では最大20万4800まで対応。ほとんど光がない場所でも撮影が可能だ。

薄明かりしかない神社で普通にオートで撮影してもこのとおり。高い解像感で撮影できる

 ファーウェイ製スマホではすでにおなじみのマルチフレーム処理+長時間露光による「夜景モード」も、HUAWEI P30で強化されている。下の作例を見てもわかるとおり、暗い部分の細部が潰れることなく、また明るい部分が色飛びもせず、どちらも鮮明に写っている。AI手ぶれ補正「HUAWEI AIS」の働きにより、手持ち撮影時の長時間露光でも手ぶれしにくいので誰でも気構えることなく撮影できる。

長時間露光の夜景モードでは肉眼よりずっと明るく写し出す

こちらも夜景モードでの作例

 AIが撮影シーンを判断してフレーム内のエリアごとに最適な露出バランスを調整してくれる「AI HDR+」も、HUAWEI P30での強化ポイントだ。逆光の環境下で撮影した場合にも、被写体が黒潰れしたり白飛びしたりすることを防げる。太陽の向きを意識せずに済むので特に初心者にはうれしい。

非常に明るい場所にも関わらず、背景も被写体も鮮やかに写している

 AI HDR+は、撮影者が特に設定をしなくても「マスターAI」機能がオンであれば、自動的に有効になる。ファーウェイ製スマホではおなじみの機能で、AIが撮影シーンを判別して、最適な撮影設定を選んでくれる。

オートで撮影したときに利用できる「マスターAI」はAIが被写体を認識し、自動で最適な設定で撮影してくれる

構図の自由度が大幅に上がり、
観光旅行で威力を発揮する超広角レンズ

 昨年リリースされた「HUAWEI Mate 20 Pro」でも採用されていた超広角レンズは、構図の自由度が上がるため、これが想像以上に撮影が非常に楽しくなる。

 下の2つの写真は、スタジアムの同じ場所から17mmと27mmで撮影したものだ。比べて見ると一目瞭然だが、超広角のほうが広い範囲を撮影できることがわかる。被写体から距離をとらなくても広い範囲を撮影できるため、あまり広くないスペースで記念撮影をする場合にも、このメリットは活きてくる。

超広角レンズを用いた17mm相当の画角での作例

こちらは27mm相当での作例

 また、構図をいろいろと工夫することで、遠近感や奥行きを強調したダイナミックな印象の写真も撮影可能だ。うまく使いこなすには少しだけ慣れが必要だが、上達すればSNS映えするインパクトのある写真を撮れるようになる。広角と超広角の切り替えは画面内のボタン1つなので、カンタンに試せるのもプラスの点だ。

超広角での撮影は単純に横方向での広がりを活かすだけでなく、こうした奥行きを強調した写真も楽しめる

 さらに、光学3倍ズームのレンズと組み合わせると、より多様な構図が楽しめる。下の4つの写真は、同じ立ち位置から超広角、広角、光学3倍ズーム、ハイブリッド5倍ズームで撮影してみたものだ。HUAWEI P30が1台あれば、これだけバリエーションのある写真を撮れるのだ。

超広角17mm相当

広角27mm相当

3倍ズーム80mm相当

5倍ズーム135mm相当

 HUAWEI P30は、動画撮影周りも強化されている。前述したHUAWEI AISの強化などにより、被写体も撮影者も動いている状態でも、手ぶれを抑えたキレイな映像を撮影できる。また、広角と望遠の同時撮影が可能なデュアルビュービデオも利用可能。この機能は、子どもの運動会や発表会などで、全体の様子を撮りつつ、同時に自分の子どもにズームした映像も記録するというようなケースで役立つ。

 さらに、HUAWEI Mate 20 Proからの機能である「AIカラー」や「背景ぼかし」も同様に搭載されている。前者は背景をモノクロにした中で人物だけはカラーを残した映像を撮れるもので、後者は背景をキレイにボケさせることで被写体を美しく浮かび上がらせるものだ。写真だけでなく、自分で撮影した動画のSNSでの共有が日常的になっている現状で、周囲の人と差をつけることができる機能だと言えるだろう。

 なお、HUAWEI P30のインカメラは、約3200万画素センサーを搭載。前述したAI HDR+やマスターAIにも対応しており、自然で美しく高精細なセルフィーを楽しめる。

しずく型ノッチ部分にあるインカメラも約3200万画素と非常に高性能。さらにAIによって強化されているのは背面のメインカメラと同じ

インカメラでの作例

 以下もHUAWEI P30で撮影した作例だ。正直、ここまでキレイで印象的な写真を撮れると、特に旅行ではデジカメの出番はなくなる。撮りたい時にサッと撮れて、仕上がりも満足でき、そのまま共有もできるというメリットはデジカメにはないものだ。

カテゴリートップへ

この連載の記事
ファーウェイ・オンラインストア 楽天市場店