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3D NAND搭載 産業機器向けフラッシュストレージを発売

2019年04月04日 17時40分更新

文● ラモス/ASCII

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 ハギワラソリューションズは4月4日、「3D NAND搭載フラッシュストレージ製品」の量産開始を発表。社会インフラの制御システム、産業機器全般、IoTシステム機器の組み込みに最適化したもの。

 3D NANDを搭載する産業機器向けフラッシュストレージ。産業機器向けストレージでは多くの需要がある2.5インチ、CFast、mSATA、M.2 2242の各フォームファクタをラインナップした。

 ハードウェアとファームウェアを最適化することで、高い耐久性、OSやアプリケーションソフトウェア、データを長期間保持可能な高い信頼性を備えたとする。さまざまな環境下でもデータ破損を防ぎ、システムの稼働保持に必要な機能を搭載したとのこと。

 従来方式(BCH)はH/Wによる代数的復号方式だったが、本機はLDPC方式でH/W+S/Wによる確率推論に基づく反復復号を使用。データの誤り訂正能力が大きく向上したとしている。

 LDPC方式でもカバーできないエラーは、Die RAIDをベースにしたオリジナル機能「RAID ECC機能」でデータを保護。Dieの1つをパリティー(Parity)として使用することで、1つがエラーを起こした場合でもデータを復旧できる。ただし、使用可能なストレージの容量が少なくなる課題があるので、自社開発技術による最適化も実施しているという。

 電源断が発生したときのリカバリアルゴリズムとして「ロールバック&トレース」機能を採用。万が一データを書き込んでいるときに、電源断が発生しても、Hostから受け取った書込順序を保ったままリカバリを実施できる。従来製品のように「電断検出信号」の利用や、補助電源(キャパシタ)を製品本体に搭載せずに、ファイルシステムの整合性が高い電源断リカバリが可能。

 温度センサーでNAND Flash Memoryの周辺温度をモニタリング。周辺温度が閾値を超えると、低速モードで動作させて、自己発熱によるNAND Flash Memoryの特性劣化を防ぐ仕組みを搭載している。NAND周辺温度が閾値(Th on)より高くなると、クロックギア(NANDインターフェースの動作周波数を調整する機能)が有効になり、温度が下がるまで低速モードに移行する。低速モード時は最大70%まで転送速度(リード・ライト含む)が低下し、閾値温度が(Th off)より下がると、通常のアクセス速度に戻るという。

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