ビジネス用途に十分な性能でバッテリ―容量も問題なし
キーボードは「Acer FineTip」と呼ばれる独自構造のものを採用。日本語91キータイプのもので、バックライトも用意されているので暗がりでのキー入力に支障はない。キーピッチは実測で19㎜と比較的ゆったりめで、キーストロークは同1.6mmと浅めながらも打鍵感は上々だ。
ネットワーク機能は、有線LANこそ用意されていないものの、IEEE802.11a/b/g/n/acに対応した無線LANを装備しているため、モビリティの高さを十分活用することが可能。さらに、Bluetooth 5.0もサポートしているので、マウスやヘッドセットなど対応周辺機器も合わせて利用することができる。
入出力インターフェースは、左側面にHDMI端子1つと、USB 3.0端子を2つ、USB 3.1 Gen.2(Type-C)端子を1つ搭載。USB 3.0端子のうち向かって左側の端子は、SF515-51T-H58Y/BFの電源を切っている状態でも電源供給が可能になっており、スマートフォンなどの充電に役立ちそうだ。一方の右側面には、ヘッドフォン/マイク端子のみを搭載。右側の入出力端子を極力排することで、マウス利用時にそれらが邪魔にならないよう配慮されている点は好感が持てる。
さて、SF515-51T-H58Y/BFのパフォーマンスも確認しておこう。「PCMark 10」(Version 1.1.1739)を実行してみると、PCの基本性能を測るEssentialsテストが8581、ビジネス系アプリに関する性能を測るProductivityテストが6512とどちらも高いスコアーを発揮した。特にEssentialsのテストグループでは、Core i5-8265UとSSDの採用が功を奏しており、アプリケーションの起動も早く、Webブラウジング性能も十分に高いと言い切れる結果が出ている。なお、Digital Content CreationはPCMark 10側の問題で実行できていないことをお断りしておく。
さらに、PCMark 10実行時の消費電力を「Watts up? PRO」で計測してみたところ50Wを切る非常に低い結果となった。アイドル時もわずか9Wほどしかなく、モバイルノートPCらしく消費電力はかなり抑えられている。バッテリーの公称持続時間は10時間もあり、この消費電力であれば、10時間程度は実際に持ち歩いても十分利用できそうだ。
価格は実売で16万円前後
常用モバイルノートPCとしてオススメしたい1台
SF515-51T-H58Y/BFの価格は実売で16万2000円前後。「Microsoft Office Home&Business 2019」がプリインストールされていることを踏まえると、十分お買い得感が高いと言ってよいだろう。仕事やWebブラウジングなど、外出先でもノートPCを使いたいと考えているユーザーにとって、可搬性に優れるSF515-51T-H58Y/BFは、かなり魅力的に映るのではないだろうか。常用するモバイルノートPCの購入を予定しているのであれば、一考の価値アリだ。
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