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ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情第504回

業界に多大な影響を与えた現存メーカー AIなどの新サービスにビジネスを転換中のIBM

2019年04月01日 12時00分更新

文● 大原雄介(http://www.yusuke-ohara.com/) 編集●北村/ASCII.jp

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 23回に渡ってお届けしてきたIBM編であるが、2012年にCEOがVirginia Marie Rometty氏に代わって以降のIBMについて、簡単にまとめておきたい。

Watsonに望みをかけ
組織を再編

 まずRometty氏が就任してからの同社の財務状況をまとめたのが下表である。売上のピークはPalmisano氏が退任した2012年の1045億ドルあまりであり、そこから緩やかにではあるが毎年売上が減っているという状況が続いている。

2012~2018年の財務状況(単位:億ドル)
年度 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
売上合計 1045.07 997.51 927.93 817.47 799.19 791.39 795.91




Global Technology Service 402.36 385.51 371.30 320.17        
Cognitive Solutions         178.41 181.87 184.53 184.81
Global Business Services 185.56 183.96 178.25 171.66 171.66 167.00 163.48 168.17
Software 254.48 259.32 254.34 229.32        
Systems & Technology 176.67 143.71 99.96 75.81        
Technology Services & Cloud Platform         351.42 353.37 342.77 344.62
Systems         95.47 77.14 81.94 80.34
Global Financing 20.13 20.22 20.34 18.40 18.40 16.92 16.96 15.90
その他 5.77 4.78 3.74 2.06 2.06 2.89 1.71 2.07
粗利益 502.98 485.05 464.07 406.84 382.94 362.27 369.36
純利益 166.04 164.83 120.22 131.90 118.72 57.53 87.28

 ちなみに2015年が2つあるのは、2016年度に部門が再編され、Global Business ServicesとFinancing/その他以外は全部入れ替わることになったからだ。したがって2015年は再編前と後の2種類の数字が並んでいる(売上合計は当然一緒であるが)。

 Rometty氏はPalmisano氏の後を継いで、IBMを再成長することを要求されており、これを実現するためにもう一度IBMの組織を作り直す道を選んだ。

 2016年度に突如出現したCognitive Solutionsという部門がその代表例である。直訳すると「認知ソリューション」であるが、これではわけがわからないだろう。中身はWatsonをベースにしたソリューションである。

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