中国のGalaxy Studioで
サムスンの復活を実感
スマートフォン世界シェア1位のサムスン電子ですが、ここ数年で世界最大のスマートフォン市場、中国ではシェアが大きく下落してしまいました。ハイエンド製品は高性能ですが価格が高く、ミッドレンジモデルは毎月のように登場する中国メーカーの製品に目新しさで追い抜かれてしまっていたのです。
しかし、2019年最初のフラッグシップモデル「Galaxy S10」は中国で久しぶりにサムスンが注目を浴びています。
3月11日のGalaxy S10発売に合わせ、中国の主要16都市では特設展示場となる「Galaxy Studio」が展開されています。筆者は上海と深センの店を訪れましたが、平日昼間でも来客は次々とやってくるようで、注目の機種であることがよくわかります。中国の報道によると、Galaxy S10シリーズは発売後1週間で50万台が売れたとのこと。これは一年前のGalaxy S9の約4倍のペースとのことです。
中国では「Galaxy S10」「Galaxy S10+」「Galaxy S10e」の3モデル展開。来客者たちの動きを見ていると、最上位モデルのGalaxy S10+のインフィニティ-O ディスプレイ内のデュアルフロントカメラに注目する人が多いようです。
中国での価格はGalaxy S10+のメモリー12GB+ストレージ1TBモデルが10999元(約18万円)とかなりの価格。それでも1TBのストレージが魅力的に映る人は多いようで「どうせ買うなら一番上のモデルだよな」などと話している若者客も。なお、8GB/512GB版は8699元(約14万3000円)、8GB/128GBは6999元(約11万5000円)。
一方Galaxy S10の価格は8GB/128GBで5999元(約9万4000円)、8GB/512GBで7699元(約12万7000円)。メモリはあるに越したことはありませんが、Galaxy S10の512GBモデルを買うよりもGalaxy S10+の128GBモデルを購入するほうが、全体的な性能を考えるとお得感があるかもしれません。事実、韓国などではGalaxy S10+の128GBモデルの品切れが続くほど売れているとか。
この連載の記事
-
第725回
スマホ
この冬一番の注目スマホ、超薄型折りたたみの「心系天下W25」がサムスンから登場 -
第724回
スマホ
駅名ごとGalaxy! クアラルンプールの「Samsung Galaxy駅」がスゴすぎた! -
第723回
スマホ
レトロデザインが可愛すぎる!? Nokiaケータイ風リュックの良さを知ってほしい! -
第722回
スマホ
iPhone 16発売直後の深セン、中国でも中古買い取りショップと転売が盛況 -
第721回
スマホ
日本と変わらぬ熱気がスゴイ! 中国・深セン版「ポタフェス」に行った -
第720回
スマホ
USBケーブルや電源プラグに4G内蔵も! 進化するモバイルルーターたち -
第719回
スマホ
ドイツでも人気のシャオミのスマホ、ライカカメラで注目を高める -
第718回
スマホ
毎月の無料ギフトが楽しみなドンキのSIM「マジモバ」を契約してみた -
第717回
スマホ
ファーウェイの新型EV「LUXEED」はスマート化でよりモバイルとクルマは密接な関係に -
第716回
スマホ
ディスプレー展示会で見てわかった最近のスマホの背面が美しい理由 -
第715回
スマホ
シャオミから大ヒット商品が登場! 4倍の値段で取引されるポータブルプリンター - この連載の一覧へ