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新車を買った情報2019 第8回

マツダ ロードスターRFとスタッドレスタイヤに感じる不安

2019年03月21日 12時00分更新

文● 四本淑三、編集●西牧

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偏平率とスタッドレスの操縦性は?

 もちろんインチダウンにはデメリットがあります。まずタイヤの外寸が微妙に変わりますから、スピードメーターに誤差が生じる。この誤差が過大だと車検に通りません。現在製造されているクルマであれば、メーターが時速40kmを表示している際、実速度は時速30.9kmから42.55kmが許容範囲であります。

 まあ、ずいぶんと低い方に誤差を許しているものでありまして、40kmで走っているつもりでも、実際には30kmちょっとしか出てない場合もある。その方が安全だということなんでしょうが、ノロノロ運転のイライラもこのへんに原因があるんじゃないでしょうかねえ。

 それはともかく、もうひとつのデメリットは、偏平率が高くなるとタイヤが厚くなるわけでして、ステアリングの応答は緩慢になります。スポーツカーの場合はこれが一番の問題でありましょう。

 ちなみに、お店にお任せしたタイヤサイズの選択は、195/55R15でありました。外寸は60偏平率が標準装着に近いんですが、許容範囲で偏平率の低い方を選んだということでありましょう。

 というのも、そもそもスタッドレスの操縦性はよろしくありません。乾燥路面では、操作に対して遅れて付いて来るような、グニャーっとした感じになる。これはゴムが柔らかいせいでありますが、偏平率を上げるとその傾向を助長することになるんであります。

 ただ、このクルマの場合、納車からスタッドレス装着でして、一度も標準装着タイヤで走ったことがありません。どの程度操縦性に影響しているのかは、夏タイヤに履き替えてからのお楽しみであります。

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