40mmのデュアルチャンバーを採用、有線でもワイヤレスでもハイクオリティー
HyperXの有線でゲーム、ワイヤレスで音楽が楽しめるヘッドセットがマルチで有能
2019年03月10日 10時00分更新
私はゲーマーであり、普段移動時は必ず音楽を聴いている。普通は、音楽をしっかり聴けるヘッドフォンと、ゲームがしっかりできるゲーミングヘッドセットを両方買うとなると、それなりにお財布からお金が消えることを覚悟しなくてはいけない。しかし、そのどちらも可能なヘッドセットがあるとすればどうだろう。
HyperXブランドのゲーミングヘッドセット「HyperX Cloud MIX」は、1台でゲーミングヘッドセットもBluetoothヘッドフォンを両立できる1台だ。実際に2ヵ月ほど使ってみたが、どちらの用途でも満足でき、家でも外出時でもガッツリ使用している。
ハイレゾオーディオ認定のワイヤードゲーミングヘッドセットであり
長時間駆動のBluetoothヘッドフォンでもある
HyperX Cloud MIXは、ワイヤードコネクター接続時には、10Hz~40kHzの周波数帯域のハイレゾリューションオーディオが再生可能なゲーミングヘッドセット。ゲームやオーディオの聴きにくい細部とニュアンスを聞き取ることができる。最初はヘッドフォンとヘッドセットを両立している分、FPSなどしっかりと足音を聞き分けるといった分野は厳しいのかなと予想していた。
しかし、「レインボーシックス シージ」などを実際にプレーしてみると、前後左右どこから足音がしているかなどはちゃんと聞き取ることができた。ヘッドフォンによっては左右は聞き分けられるけど前後は……というものもあるが、HyperX Cloud MIXは後ろから迫ってきている音もしっかり聞き分けられたので、FPSも問題なく快適に遊べるといえる。
また、カスタム設計された40mmのデュアルチャンバーも魅力。これにより、低音を中音と高音から切り離し、ゆがみを取り除いたスムーズなオーディオを実現。オーディオ再生時には、低音、中音、高音のバランスが取れていると感じる。ゲームプレー時も、前述したとおり細かい音までしっかりと聞き取れる。ただし、どちらの用途でもいえることだが、バランスが取れている分、低音の迫力を魅力とするヘッドセットを好む人の場合だと、少し物足りなく感じるかもしれない。
ゲーミングヘッドセットから、Bluetoothヘッドフォンに変身
しかも20時間駆動
HyperX Cloud MIXの1番の特長といえるのが、ケーブルを取り外せばBluetoothヘッドフォンとして使えるという点。しかも、公称で最大20時間(ヘッドフォンの音量50%での場合、使用状況によって変化あり)をうたう長時間駆動を実現している。実際に20時間駆動させることはほとんどないが、休日に音楽を聴きながら外出しても、余裕でバッテリーが切れることはなかった。1日外に持っていって使う分には、充電の必要はほぼない。
Bluetooth駆動の際はハイレゾオーディオではなくなるが、それでも音の質は悪くない。ボーカルの声やギター、パーカッションの音など細かい部分までしっかりと表現してくれるので、普通にお気に入りのヘッドフォンの1つになっている。
また、最近では外出先でYouTubeなどを鑑賞する機会も増えていると思う。ワイヤレスタイプのヘッドフォンで気になるのが、動画再生時の音ズレ。動画の動きと音がずれていると、違和感によって集中して楽しめない。しかし、HyperX Cloud MIXを使ってYouTube鑑賞をしたところ、ほとんど音ズレはなく快適に視聴できた。もちろん、Netflixで映画やドラマを鑑賞するという際にも、存分に活躍してくれる。