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T教授の「戦略的衝動買い」 第522回

昭和世代には懐かしい「昭和スマアトテレビジョン」を衝動買い

2019年03月06日 12時00分更新

文● T教授、撮影●T教授、編集●南田/ASCII編集部

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チープな仕組みを実現するメカニカルな構造と
アイデアを真面目に実現した技術者の遊び心と気合い

 昭和スマアトテレビジョンを見ていて驚くのは、そのチープな仕組みを実現しているメカニカルな構造と、おバカなアイデアを真面目に実現してしまったオトナの技術者の遊び心と気合いだ。

 アプリで画面の位置決めを行ったスマホを側面のスリットから挿入するのは誰でも思いつくアイデアだが、画面ずれを起こさないために固定する三次元的なチープなトリック、画面のすぐ右横に設定された縦並びの5個のチャンネルを選択する仕組み、黄金チャンネルを指先で回す回転運動をスマホ画面をなぞる上下に動くスタイラスに連動させた気合は本物だ。

この画面でスマホを昭和スマアトテレビジョンにセットして画面のサイズや表示位置設定を行う

この画面でスマホを昭和スマアトテレビジョンにセットして画面のサイズや表示位置設定を行う

イメージ的にこういうスマホの画面の映像表示部分が、昭和スマアトテレビジョンのブラウン管位置にピッタリと合えば設定は完了だ

イメージ的にこういうスマホの画面の映像表示部分が、昭和スマアトテレビジョンのブラウン管位置にピッタリと合えば設定は完了だ

側面のスリットからスクリーンを前にして横位置で滑り込ませ、①のボタンで最上部までスマホを押し上げ、②のボタンをスマホ側に押し込んで昭和スマアトテレビジョンの画面部分にスマホを押し当て、③のスタイラス部分は前面のチャンネルダイアルで上下する仕組みだ

側面のスリットからスクリーンを前にして横位置で滑り込ませ、①のボタンで最上部までスマホを押し上げ、②のボタンをスマホ側に押し込んで昭和スマアトテレビジョンの画面部分にスマホを押し当て、③のスタイラス部分は前面のチャンネルダイアルで上下する仕組みだ

チャンネルダイアルを回すことによって、背面③のスタイラスが上下して任意のチャンネルをタップする仕組みだ

チャンネルダイアルを回すことによって、背面③のスタイラスが上下して任意のチャンネルをタップする仕組みだ

画面横には5個のチャンネルエリアが確保されており、このエリアをチャンネルダイアルを回転させることでスタイラスが上下しタップしてチャンネル選択を行う

 出来過ぎの昭和スマアトテレビジョンを見ていると、当初は、正面の下部に設けられた収納箱は蛇足のように思えたが、意外と使えそうだ。贅沢な要望かもしれないが、筆者の友人に言わせると「やはりチャンネルダイヤルの大きなツマミは抜けないとダメ!」だそうだ。

当初、蛇足に思えていた昭和スマアトテレビジョン下部の収納庫だが、机の上などではさまざまな使い方がありそうだ

当初、蛇足に思えていた昭和スマアトテレビジョン下部の収納庫だが、机の上などではさまざまな使い方がありそうだ

 テレビが家庭の茶の間に1台しかなかった昭和な時代には、今や死語となった“チャンネル争い”が日常茶飯事のように勃発する。当時はどこの家庭も兄弟でチャンネルを取り合ったので、ふだんは親父がダイアルを引き抜いて持つことで均衡の平和を維持していたようだ。

思い出深い昭和という時代に対するオマージュと、ここまでやるか!? という探求心が作り上げた昭和スマアトテレビジョンは買わずにはいられない

思い出深い昭和という時代に対するオマージュと、ここまでやるか!? という探求心が作り上げた昭和スマアトテレビジョンは買わずにはいられない

 幸か不幸か一人っ子の筆者は知らなかった事実だ。ここまで素晴らしく出来上がった昭和スマアトテレビジョンを眺めていると、ブラウン管の前にセットする画面が大きく見える下敷きのようなシートレンズ(拡大鏡)や、最上段の天板に置くカーペットのようなモノまで欲しくなってきた。

T教授

今回の衝動買い

アイテム:タカラトミーアーツ「昭和スマアトテレビジョン
・購入:ヨドバシ・ドット・コム
・価格:3860円


T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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