
アップルが寒冷地での折りたたみ式デバイスのディスプレー損傷を防ぐための特許を出願していたことがわかった。米メディアAppleInsiderが2月28日に報じた。
折りたたみ式デバイスの問題は、何度もディスプレイを折りたたんだり展開したりする際にヒンジ周りの画面が損傷してしまう点だ。アップルはディスプレーが冷えていることがこの原因だとしている。
特許では、ディスプレーの損傷を防ぐためにデバイス内にマイクロヒーターを搭載。内蔵された温度センサーがディスプレイ温度が低いと判断した場合、加熱してヒンジ周りを温めるという。
また、アップルはヒーターを使わない代替案としてディスプレイ自体の発熱を利用する方法も提案している。この方法では、ヒンジ周りのディスプレイに集中してスクリーンセーバーを再生し、画面を温めるという。

そのほか加熱してもディスプレーが十分に温まっておらず損傷する可能性がある場合、折りたたみ式デバイスを展開できないようにするラッチ機構(掛け金)も提案している 。こちらはあくまでも展開を防ぐものであり、折りたたむことに関しては自由にできるようだ。

今回の特許が実現されるかどうかはわからないが、アップルは折りたたみiPhoneについて研究を続けているようだ。

この連載の記事
-
第2227回
iPhone
アップル新型iPad「C1モデム」非搭載か -
第2226回
iPhone
アップル「iPhone 17 Air」厚さ以外は「iPhone 17 Pro Max」と同じサイズに? -
第2225回
iPhone
アップル「iPhone 17 Pro Max」バッテリー大型化で厚くなる? -
第2224回
iPhone
アップル新型「Studio Display」2026年に発売延期? -
第2223回
iPhone
アップル「iPhone 17」独自Wi-Fi 7チップを全モデルに搭載か -
第2222回
iPhone
アップル「iPhone 17 Air」勝手レンダリング画像が公開 -
第2221回
iPhone
アップル「iPhone 17 Pro Max」画像リーク -
第2220回
iPhone
アップル「iPhone 16e」最大29Wの急速充電が可能? -
第2219回
Apple
アップル、マップアプリに検索広告を導入? -
第2218回
Apple
アップル最新M5チップ、今回最初に搭載されるのは次期MacBook Proか -
第2217回
iPhone
日本のメーカーも新iPhone SEが『iPhone 16E』説で製品名を出してしまう - この連載の一覧へ