NTTデータ経営研究所は2月28日、「eスポーツへの興味関心・eスポーツ系ゲーム実施状況に関する調査」の結果を発表した。対象はNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションが提供する「NTTコム リサーチ」登録モニター。
「eスポーツ」という言葉を聞いたことがあるのは、全体の8割近いものの、「内容について、どのようなものか知っている」人は3割程度。内容の理解浸透までは進んでいないとわかった。eスポーツ系のゲームをやったことがない最大の理由は「そのゲーム自体に興味が無いから」だった。
eスポーツ系で「新しいゲーム」の興味を聞くと、「学習力の向上や認知症予防などの効果」は23.8%、「カロリー消費を伴うゲーム」は18.6%、「将来に役立つ知識や教養がみにつくゲーム」は17.6%など、実質的な効果が出るゲームには関心が一定数認められたという。同研究所は、日本でのeスポーツ普及には、興味がない層の取り込みや新たな付加価値創造が普及の鍵であるとしている。
また、「フィジカルスポーツの習慣の有無の影響」を調査すると、スポーツ活動の習慣がない人に比べて、スポーツ活動の習慣がある人の方がeスポーツの内容理解率は高く、ポジティブな印象を持つ傾向が強いとわかった。