今後の成長にも意欲
「事業を継続するためには、すべてのステークホルダーから、東芝ライフスタイルという会社が必要であると認めてもらわなくてはならない。それによって、自分たちで利益を稼ぎ、将来の成長に向けて、自ら投資をしていかなくてはならない。そのためには、お客様を中心に置くという基本姿勢は崩さない」とする。
お客様中心のモノづくりが、東芝の白物家電のDNAであることは、これからも変わらない。
「東芝時代から変わらないモノづくりのDNAの向こうに、未来を見ていきたい。スピードをあげて、意識を変えて、環境変化のスピードに置いていかれず、さらに、先回りできるように、変化を続け、事業を発展させたい」としながら、「東芝の白物家電の成長は、まだ緒についたところである」と、今後の成長戦略に意欲をみせる。
わずかとはいえ、黒字化したことで、成長のための土台と自信ができたのは明らかだ。2019年度以降の成長戦略の実行力が試される段階に入ってきた。
訂正とお詫び:初出時、一部表記に誤りがございましたので、訂正いたしました。(2019年03月04日)
この連載の記事
-
第583回
ビジネス
エコ投資に取り組むエプソン、見方によっては10年で1兆円の投資も -
第582回
ビジネス
パナソニックコネクトの現在地点、柱に据えるBlue Yonder、ロボットとは? -
第581回
ビジネス
スタートして半年の日本NCRコマース、軸はAIとプラットフォームの2つ -
第580回
ビジネス
コンカーの第2章は始まるのか、SAPの生成AIを使って効率的な経費精算を -
第579回
ビジネス
AIの筋トレはいまから始めるべし、マイクロソフト津坂社長がCopilotの議論から得たもの -
第578回
ビジネス
大赤字からの再起はかるバルミューダ、その足掛かりは? -
第577回
ビジネス
日本の強さは量子力学におけるトンネル効果があるため、量子と出会い、広げよう -
第576回
ビジネス
リコーの新しい共創拠点RICOH BIL TOKYO、富士通やKDDIともつなぎたい -
第575回
ビジネス
あたり前の起業家精神が、日本にはなくなっている -
第574回
ビジネス
クボタが切り拓く無人かつ自動運転のコンバイン、実現までの4年に求められた事柄とは? -
第573回
ビジネス
IBMはテクノロジーカンパニーである、2nm半導体、生成AI基盤、量子コンピューター - この連載の一覧へ