TP-Link「Archer A10」をダブルテレワーク状態の我が家で使ってみた
新生活におすすめ、最新無線LANルーターの選び方
2019年03月15日 11時00分更新
ルーター買い替えのポイントその3
物理スイッチで無線をオンオフ! セキュリティーも◎
無線LANルーターは、自宅のデバイスと広大なインターネットを接続する橋渡し的な存在。ここを突破されれば自宅のデバイスに保存されているデータが丸裸になりかねない。
「Archer A10」については、無線LANルーターとして基本的なセキュリティーは確保している。セットアップすればわかるが、なにより心配される「管理画面デフォルトのIDとパスワード」が存在しないので、外部から不正アクセスされて乗っ取られる心配もまずない。もちろんSSIDをステルス化可能だし、無線通信もWEP/WPA/WPA2およびWPA-PSK/WPA-PSK2によって暗号化されているから盗まれる心配も薄い。
また、無線LAN機能をハードウェア的にオン/オフにできる物理スイッチが搭載されている。しばらく使わないというなら思い切ってオフにしてしまえば、盗聴されたりタダ乗りされる心配は皆無となるわけだ。
そして「Archer A10」は、そういった基本性能に加えて、手頃な価格の無線LANルーターとしては珍しくVPNサーバー機能を搭載している。
VPNサーバー機能によって外部から家庭内のNASやプリンターにアクセスすることが可能となっている。VPNサーバー機能は「OpenVPN」「PPTP VPN」に対応していて、「Archer A10」の詳細設定から設定できる。私も妻も頻繁ではないものの自宅のデータに出先からアクセスすることがある身。設定しておくことでイザというときに役に立っている。
じつは重要! ゲーム機の「有線」接続
SwitchやPS4といった据え置きのゲーム機にも、最近では無線LAN機能が搭載されている。有線LANの配線が不要なので、気に入った場所に配置できるのは大きなメリットだ。しかし、このところとみに増えているネットワーク対戦ゲームにおいて、無線LANがネックになることがある。無線接続の速度低下や安定度低下によって「ラグ」や「通信遮断」が発生することで、ゲームプレイが阻害されてしまうことがあるのだ。
我が家でも「PUBG」で敵と対峙した状況でラグによる撃ち損じがあって悔しい思いをしたり、「スプラトゥーン2」のチームプレイ中に自分1人だけが落ちる(通信できない状態になる)ことでチームに迷惑をかけてしまったり……。
ゲームプレイ中の無線LANの不調には、さまざまな原因があるが、その問題を極力排除するのが「有線接続」だ。
「Archer A10」には、ギガビット対応の有線LANポートが4基内蔵されているから、ゲーム機を有線接続することが可能なのだ。PS4は標準搭載の有線LANポートがそのまま使える。Switchの場合は別売りの有線LANアダプターが必要になるものの、有線接続した場合のネット対戦ゲーム中の通信安定性といったら格別である。1フレームを争うネット対戦で本気で勝利を目指したいなら、有線LAN接続は欠かせないだろう。
まとめ:ルーター買い替えは自宅のネット生活をステップアップする一番簡単な方法だ
「Archer A10」は、表面的なスペックを見る限り、同価格帯の無線LANルーターと大差ない仕様かもしれない。ところが機能をよく調べてみると、スマホからの簡単設定と同時に玄人好みの詳細設定が可能だったり、我が家では必須のVPNサーバー機能を利用可能など、豊富な機能がギュッと凝縮された製品であることがわかる。
冒頭に挙げた、いまどきの無線LANルーターとして押さえておきたい3つのポイントを網羅していながら、価格は実売ベースで1万円前後と手頃。いま無線LANルーター買うならこれでいい! と思わせてくれる1台だ。新年度に新たな出発を予定しているなら、ぜひこの「Archer A10」をお伴にしてはいかがだろうか。
(提供:ティーピーリンクジャパン株式会社)
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