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業界人の《ことば》から 第330回

PayPayが100億円還元を再び決行したワケ

2019年02月14日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII

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今回のことば

「最初の100億円キャンペーンでは成果と課題があった。今度の100億円キャンペーンはそれらの反省を踏まえるとともに、日常的にPayPayを使ってもらうことを目指す」(PayPayの中山一郎代表取締役社長執行役員CEO)

「100億円あげちゃうキャンペーン」第2弾

 PayPayが2月12日から「第2弾100億円キャンペーン」を開始した。

 2018年12月に実施し、話題を集めた「100億円あげちゃうキャンペーン」の第2弾となる。PayPayで支払額の最大20%のPayPayボーナスを付与するキャンペーンと、抽選で100%のPayPayボーナスを付与する「やたら当たるくじ」キャンペーンの2つを実施する。

 中山一郎代表取締役社長執行役員CEOは「第1弾キャンペーンでは成果と課題があった。それらの反省を踏まえて実施するものになる」と語る。

 PayPayの「100億円あげちゃうキャンペーン」はPayPayで支払うと、毎回の買い物ごとに20%が戻ってくるほか、PayPayの支払いで40回に1回の確率(Yahoo!プレミアム会員は確率が20回に1回、ソフトバンクとワイモバイルのスマホユーザーは確率が10回に1回)で全額が戻ってくるというもの。

 費用は100億円を用意。12月4日のキャンペーン開始から、3月31日までの期間に達するか、100億円の付与総額に達するかのいずれかに到達した時点でキャンペーンを終了するとしていたが、キャンペーン開始からわずか10日間、12月13日で100億円に達して終了した。

 中山氏はこのキャンペーンを振り返り、「QRコード決済を知って欲しい、PayPayを知って欲しい、そして、一度でもいいのでPayPayを触ってほしいという目的は達成した」と総括。キャンペーンが大きな成果をあげたと示してみせる。

 同キャンペーンで、PayPayの認知度は76.1%と大幅に上昇。QRコード決済サービスのなかではナンバーワンの認知度を誇るほか、サービス理解度も28.6%と一気に上昇。サービス開始から4ヵ月で、累計登録者数は400万人を突破したという。

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