さとうなおきの「週刊アジュール」 第80回
ストレージ最適化されたLSv2シリーズのVMインスタンスがGA
Azure Kubernetes Service(AKS)の開発中機能を多数公開
2019年02月13日 12時30分更新
Azure Lab Services:クラスルームラボのスケジュール機能
Azure Lab Servicesは、チーム用の環境(開発環境、テスト環境、教室ラボ環境)を短時間で提供できるサービスです。Azure Lab Servicesは、現在プレビュー中です。
Azure Lab Services のクラスルームラボで、スケジュール機能がサポートされました。教師は、ラボのクラススケジュールを簡単に作成、編集、削除することができます。学生のVMがクラスの開始時に始動し、終了時にシャットダウンするようにクラススケジュールを簡単に設定できます。
Azure Marketplace:Ansible
Azure Marketplaceは、Azureに対応したサードパーティーのソフトウェアやサービスを探すことができるマーケットプレースです。
2018年2月に、IT自動化ツール「Ansible」が、Azure Cloud Shell、コードエディター「Visual Studio Code」拡張機能でサポートされていました。
今回、Azure Marketplaceで、Ansibleをインストール済みのLinux VMイメージが利用可能になりました。
Azure Kubernetes Service (AKS):現在開発中の新機能
Azure Kubernetes Service (AKS)は、マネージドKubernetesサービスです。
Azure Kubernetes Service (AKS)で、現在開発中の新機能の情報が公開されました。自動スケーリング、Azure Availability Zones(AZ)サポートなど、興味深い新機能があります。
- 更新情報「開発中 - AKSネットワークポリシー」
- 更新情報「開発中 - AKSコントロールプレーンの監査ログ」
- 更新情報「開発中 - AKSクラスターの自動スケーリング」
- 更新情報「開発中 - AKSポッドのセキュリティポリシー」
- 更新情報「開発中 - Kubernetes APIサーバー用に許可されるIP範囲」
- 更新情報「開発中 - AKSワークロード用の複数のノードプール」
- 更新情報「開発中 - AKS用のAvailability Zones (AZ)サポート」
- 更新情報「開発中 - AKSプライベートクラスター」
- 更新情報「開発中 - AKSのノード自動修復サポート」
- 更新情報「開発中 - AKSクラスターの自動アップグレード」
- 更新情報「開発中 - AKS ポッド ID」
Azure DevOps:ロードマップのアップデート
Azure DevOpsは、Azure Pipelines(CI/CDパイプライン)、Azure Boards(作業追跡ツール)、Azure Artifacts(パッケージ生成/共有)、Azure Repos(プライベートGitリポジトリ)、Azure Test Plans(テストソリューション)で構成される、開発チーム向けのサービスです。
Azure DevOpsのロードマップが、アップデートされました。
Azure Cognitive Services:QnA Makerのアクティブラーニング
Azure Cognitive Servicesは、画像認識、音声認識、自然言語処理といった、AIを活用したAPIサービスです。
Azure Cognitive Servicesの1サービスであるQnA Makerは、カスタムのQ&Aサービスを構築できるサービスです。
QnA Makerが、アクティブラーニングをサポートしました。アクティブラーニングを使うと、ユーザーの送信内容に基づいて、ナレッジベースの品質を改善できます。
- 更新情報「QnA Maker simplifies knowledge base management for your Q&A bot」
- ブログポスト「QnA Maker simplifies knowledge base management for your Q&A bot」
Azure SQL Data Warehouse:クエリストア
Azure SQL Data Warehouseは、SQL Serverベースのデータウェアハウス(DWH)サービスです。
2018年12月にプレビューになっていたAzure SQL Data Warehouseのクエリストアが、GAになりました。
クエリストアでは、クエリ、プラン、ランタイム統計の履歴が自動的に保持されます。クエリストアでは時間枠でデータが区切られるため、データベースの使用パターンを確認し、プラン変更のタイミングを把握できます。
Azure Database for MariaDB:別のAzureサブスクリプション/リソースグループへの移動
Azure Database for MariaDBは、MariaDBベースのリレーショナルデータベースサービスです。
Azure Database for MariaDBのサーバーを、別のAzureサブスクリプション、または、同じサブスクリプション内の別のリソースグループに移動できるようになりました。
sciKit-learnコンソーシアム
Microsoftが、scikit-learnコンソーシアムにプラチナメンバーとして参加しました。scikit-learnは、機械学習のためのオープンソースのPythonライブラリです。
Azure Active Directory:B2Bの電子メールOTP、Identity Protection
Azure Active Directory(Azure AD)は、ID/アクセス管理機能を提供するサービスです。
Azure Active DirectoryのB2Bコラボレーションで、電子メールのOTP(ワンタイムパスコード)がパブリックプレビューになりました。
2018年9月のIgnite 2018カンファレンスで発表されていた、Azure Active Directory Identity Protectionの機能拡張が、パブリックプレビューになりました。
それでは、また来週。


この連載の記事
-
第155回
TECH
「Ignite 2021」で発表されたAzureアップデート《AI/IoT編》 -
第154回
TECH
「Ignite 2021」で発表されたAzureアップデート《データ編》 -
第153回
TECH
「Ignite 2021」で発表されたAzureアップデート《アプリ開発編》 -
第152回
TECH
「Ignite 2021」で発表されたAzureアップデート《インフラ編》 -
第151回
TECH
「Ignite 2021」で発表されたAzureアップデート《ハイブリッド/セキュリティ編》 -
第150回
TECH
Azure CDNが準リアルタイムのログ/メトリックをサポート -
第149回
TECH
「Ignite 2020」で発表されたAzureアップデート《AI/IoT編》 -
第148回
TECH
「Ignite 2020」で発表されたAzureアップデート《データ編》 -
第147回
TECH
「Ignite 2020」で発表されたAzureアップデート《アプリ開発編》 -
第146回
TECH
「Ignite 2020」で発表されたAzureアップデート《インフラ編》 -
第145回
TECH
「Ignite 2020」で発表されたAzureアップデート《ハイブリッド/セキュリティ編》 - この連載の一覧へ