健康促進 第一生命、かんぽ生命がビジネスコンテスト開催
第一生命、かんぽ生命、NTTデータ共催「InsTechオープンイノベーションコンテスト」
2018年11月15日、東京・渋谷のDai-ichi Life Innovation Labで、第一生命グループ、かんぽ生命、NTTデータの共催によるビジネスコンテスト「InsTech オープンイノベーションビジネスコンテスト」の説明会が開催された。同コンテストは、「ヘルスケア×ICT」、「健康増進と連動する生命保険商品・サービス」の2つをテーマにアイデアを募集している。2019年2月15日までを応募期間とし、その後の選考期間を経て、4月中にコンテストの本選が行なわれる予定だ。
応募はコチラ→InsTechオープンイノベーションビジネスコンテスト
第2回InsTechオープンイノベーションビジネスコンテスト
事前説明会を開催
NTTデータは、先進的な技術をもつベンチャー企業、大手企業、NTTデータの3者がトリプルウィンとなる新規事業創出を目指し、月1回のオープンイノベーションフォーラム「豊洲の港から」、そして年2回のビジネスコンテストを実施している。この「InsTechオープンイノベーションビジネスコンテスト」は第一生命、かんぽ生命とともにInsTechの促進を狙い、今回は2回目の開催募集となる。
説明会では、NTTデータ オープンイノベーション事業総括室の残間光太朗氏が司会を務め、開会の挨拶として、第一生命株式会社 代表取締役副会長 執行役員 寺本英雄氏、株式会社かんぽ生命保険 常務執行役 加藤進康氏が登壇した。
第一生命はInsTechを推進
挨拶のなかで第一生命の寺本氏は、同社のオープンイノベーション「InsTech」への取り組みを紹介。
InsTechとは、保険ビジネスとテクノロジーによるイノベーション創出を目的として2015年末にスタートした取り組みだ。現在、国内生保事業、海外生保事業、資産運用・アセットマネジメント事業の3つの成長エンジンの強化に取り組んでおり、これらを支えるひとつとして、イノベーションの創出を位置付けている。
イノベーションの目的は3つ。1つめは、これまでの供給者目線だった保険をCX/UXの観点から見直すこと。2つめは、老後や万が一に備えるといった生命保険の伝統的な価値に加えて、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)、長く健やかに生きるためのサービスを提供すること。そして3つめは、デジタル技術の活用で保険ビジネスの生産性を上げることだ。
InsTechを推進するため、InsTech推進グループとDai-ichi Life Innovation Labをハブ機能として、国内の各事業部と海外拠点を結び、戦略共有や先端技術の情報を収集する体制づくりを進めている。
Dai-ichi Life Innovation Labでは現在、「ジェントロジー」、「ヘルスケア」、「新規保険商品・スキーム」、「デジタルタッチポイント」、「先端テクノロジー」の5つのテーマでチームを編成し、イノベーションの早期創出に向けて活動しているという。
挨拶の最後には、寺本氏のイノベーション創出への思いとして、「イノベーション創出には、ピープル、プレイス、プロセスの3つのPが必要と言われる。既存の人脈だけでは新しいものが生み出していけない。Dai-ichi Life Innovation Labを交流の場として化学変化をもたらしてほしい。ウォーターフォール的な金融機関の開発とは違う視点から、プロセスも変えていきたい」と、本コンテストへの期待を語った。