このページの本文へ

ウェルモ、コニカミノルタとの協業で、介護人材不足の解消を目指す

2019年08月22日 19時00分更新

文● ASCII編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ウェルモは8月22日、あいおいニッセイ同和損害保険やコニカミノルタなど複数の事業会社と既存株主から、11.7億円の資金調達を実施した。

 あいおいニッセイ同和損害保険、コニカミノルタなどとアライアンスを締結。各社の事業やサービスと、ウェルモが提供するケアプラン作成支援AI「ケアプランアシスタント(CPA)」や「MILMO」を中心とした福祉プラットフォームの連携を開始する。

 CPAは、介護のデータと自然言語処理を活用することで、介護の計画(ケアプラン)における文章案や専門知識を提示する。超高齢社会の到来で、今後利用者やニーズの増加が予測される介護領域において、サービス利用者と、それを支援するケアマネジャーや事業者を支援するプラットフォームを、両サービスの連携によって構築するとした。

 また、AIやITを活用した介護現場オペレーションの改善による介護人材不足の解消を目指し、コニカミノルタとの協業も開始。ウェルモのCPAで作成を支援したケアプランの効果検証に、コニカミノルタの画像行動認識技術を活用することで、高度な計測データを取得できるという。より最適なケアプランの作成支援に向け、これらのデータをもとにしたCPAの研究開発を強化するとのこと。

 コニカミノルタの常務執行役である市村雄二氏は「ウェルモとは、介護に関わる人たちの疲弊感が介護業界の活性化を阻害しているという同じ課題認識を持っています。ウェルモのサービスとコニカミノルタの『画像IoT×オペレーション』とを組み合わせ、ひとり一人に最適化されたケアプランの提供を可能にすることで『高齢者の自立」を促し『介護現場の生産性向上』を実現します」と述べている。

■関連サイト

ASCIIが贈るIoT/ハードウェアの一大展示会開催!
8/26『IoT H/W BIZ DAY 2019 by ASCII STARTUP』

 2019年8月26日(月)に東京・御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターにて、IoT/ハードウェアの最先端スタートアップ・キーマンが集う体験展示+カンファレンス+ネットワーキングイベントを開催します。詳細記事はコチラから!

カテゴリートップへ

ピックアップ