CES 2019レポート 第10回
TVは8KやAirPlay 2対応に注目、クラフトビールが作れるスマートビール醸造機も発表
巻き取り式TVも登場、LGがスマートテレビ新製品など発表
2019年01月08日 23時00分更新
巻き取り・立ち上げ式テレビや8Kテレビを投入
新たにアマゾンのAlexaやアップルのAirPlay 2やHomeKitにも対応
2019年もLGエレクトロニクスは有機ELと液晶のスマートテレビのラインナップを強化する。それぞれ最新の映像処理プロセッサー「α9」の搭載により、マシーンラーニングのアルゴリズムを活かした高画質化・高音質化ができるという。AIアシスタントには2018年モデルから採用するLGのThinQ、Googleアシスタントのほかに、新しくアマゾンのAlexaも加わることが決まった。
さらに、アップルのAirPlay 2にも対応する。iPhoneやiPadから動画や音楽コンテンツ、ウェブコンテンツなどをLGのテレビにミラーリングして楽しめるようになる。ほかにも、アップルのスマートホーム向けプラットフォームであるHomeKitもサポートすることから、先に触れた3つのAIアシスタントのほかにもアップルのSiriを使ってLGのテレビをコントロールするなんてことまで可能になりそうだ。
有機ELテレビは8K高画質の「Z9」、壁に“貼れる”ほどの極薄ディスプレイを実現した「W9」のほか、巻き取り・立ち上げ式のディスプレーを4.2ch対応のサウンドバー内蔵ボックスに収納できる「R9」が発表された。ディスプレーをフルに立ち上げて映画やテレビ番組を楽しんだり、1/3ほど立ち上げた状態の「Line View」の状態では、ディスプレーに時計や音楽プレーヤーを表示したり、フォトビューワーとしても活用できる。スピーカーはドルビーラボラトリーズの立体音響技術である「Dolby Atmos」に対応。プロダクトデザインをデンマークのKvadratが担当したスタイリッシュな製品だ。
このほかに、液晶テレビのプレミアムモデルである“NanoCell”にも8K高画質の「SM99」のほか全5種類のシリーズが揃う。それぞれ日本発売のアナウンスが楽しみな製品ばかりだ。詳細については、CESの開幕後にLGエレクトロニクスのブースを取材してお伝えしたい。
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