バーチャルキャストがほぼ90fps張り付きで快適に使える!
さてVTuber向け自作PCがついに完成したので、早速パフォーマンスをチェックしてみましょう。今回はCPU/OpenGLベンチマーク「CINEBENCH R15」、VRベンチマーク「VRMark」に加えて、実際にVRライブ・コミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」でどのくらいのフレーム数が出るのか計測してみました。
CINEBENCH R15.0 | |
---|---|
OepnGL | 101.93 fps |
CPU | 1517 cb |
CPU(Single Core) | 167 cb |
VRMark | |
---|---|
Orange Room | 7847 |
Cyan Room | 5351 |
Blue Room | 1347 |
バーチャルキャスト | |
---|---|
最高フレーム数 | 91 |
最低フレーム数 | 79 |
平均フレーム数 | 89.236 |
CINEBENCH R15.0のCPUスコアは1517cb、OpenGLスコアは101.93fps。3Dゲームだけでなく、RAW画像の現像、4K動画の書き出しなどのクリエイティブ系アプリケーションも快適に利用できるパフォーマンスを備えているといえます。
VRMarkでは、VR Ready PCの目安としているスコアに対して、基本テスト「Orange Room」は約1.57倍の「7847」、中負荷テスト「Cyan Room」は約1.73倍の「5351」、高負荷テスト「Blue Room」は約1.24倍の「1347」のスコアを記録しています。
さて肝心のバーチャルキャストですが、最高フレーム数は91fps、最低フレーム数は79fps、平均フレーム数は89.236fpsとブレ幅の少ない安定したフレームレートを確認できました。実際にVRゴーグルをかぶってバーチャルキャストを利用していても、特に遅延は感じません。これなら長時間の生放送もVR酔いせずに、快適に配信できそうです。
VR空間内で激しく踊ったり、自分の頭をピコピコハンマーやハリセンで叩いてエフェクトを表示させると多少フレームレートが落ちますが、描画の遅延などは特に感じなかったです
コスパ抜群の「Ryzen 5 2600」で長く使えるVRマシンをつくろう!
VTuberとして生配信するためには処理性能の高いPCが必要ですが、バランスよくパーツを組み合わせることで、比較的安価にマシンを組み立てられます。また今回のマシンはある程度長く使うことを見据えて、余裕のあるスペックでパーツを構成しました。
VTuber用途だけでなく、VRコンテンツを思う存分楽しんだり、クリエイティブ系アプリも快適に利用できます。今回のマシン構成を参考に、ご自身の目的に合わせてカスタマイズして、最高の一台をぜひ手に入れてください。
「Ryzen 5 2600」のコスパは優秀。筆者が実際に購入するなら今回の構成を軸に、ストレージを強化したいと思います。ああ、返却したくないなあ
(提供:日本AMD)