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山谷剛史の「アジアIT小話」第160回

ECが盛んもリアル店舗が復活中の中国 OPPO製スマホとパチモノを購入

2018年11月30日 12時00分更新

文● 山谷剛史

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 11月における、中国のネットユーザー最大の関心事は「双十一(ダブルイレブンの意味)」と呼ばれる、11月11日の「独身の日」セールだ。この1日に中国のECは最大の取引額を記録する。

 この日に筆者は、高品質だと感心するOPPOの最新スマホ「OPPO K1」と、ノンブランドの最新がっかりスマホを購入した。先に結論からいえば、どちらも「予想を上回る製品」であり、初めて触る際のドキドキがあってよかったと思っている。

中国でも大手ECサイトからは怪しい製品が見られなくなったが、そうした製品を扱うサイト自体がなくなったわけではない。写真はOPPOの人気モデルと同じ名前を冠した「R11S」

中国のネットユーザーは11/11に買い物をする

 まずは双十一について、あらためて紹介したい。阿里巴巴(アリババ)系のECサイト「天猫(ティエンマオ、Tmall)」だけでなく、それを追う「京東(ジンドン、JD)」や、「蘇寧易購(スーニン、Suning)」などといったECサイト、さらに旅行予約サイトといったモノ以外でもセールが行なわれる。11月11日のセールとは言っているが、キャンペーンが拡大しているため、11月初めに中国に行けばリアルショップでも恩恵は受けられる。

 ECサイトでは限定商品や特別価格の製品が出るが、限定商品は実質買えないと考えていいだろう。毎年それを狙ったハッカーが全力でコードを書いて持って行ってしまうのだ。とても素人が手を出せるものではない。

 一方でスマートフォンやスマートスピーカー、スマートウォッチをはじめとしてさまざまな製品が普段よりもかなり安い特別価格で発売される。スマートフォンは小米(シャオミ、Xiaomi)や華為(ファーウェイ)、OPPO、vivoなど、多くのメーカーが自社のプライドとシェア拡大のために特別価格で提供する。またスマートスピーカーやVRヘッドセットなどの比較的普及率が低い製品については、戦略的な価格で発売される。

 中国の製品を買うなら、1つに阿里巴巴の「AliExpress」で中国から注文するという方法がある。AliExpressは海外向けに販売されている商品を1個単位で購入できる阿里巴巴のECサイトであり、淘宝網(Taobao)や天猫(Tmall)とは別。淘宝網で売られる商品が必ずしもAliExpressで売っているわけではない。双十一と価格が異なる可能性がある。

 むしろ中国のさまざまなデジタル製品を買いたいという大多数の人は、中国に視察なり観光なりで来たついでに商品に触れて買ってみたいのではないだろうか。筆者はしばしば中国に関心がある人を現地でアテンドするが、デジタル製品販売店に連れて行くと目を輝かせる。

 中国に連れて行った日本人客は、そもそも中国でどんなデジタル製品が売られているかが想像できないのだから、そうした前提の上で店に行くと感激する。やはり実際に店で触れるというのは、娯楽と考えても抜群に面白い。

 しかも近年中国ではリアルショップが再評価されている。リアルショップとネットショップが同じ価格というケースが増えてきた。しかも双十一などのセールにおいてもネットと同価格をリアルショップで実現する。

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