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キヤノン初のフルサイズミラーレス「EOS R」をレース取材の現場に投入!

2018年11月17日 15時00分更新

文● 栗原祥光 撮影●栗原祥光

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これまでのEOSとは似て異なる使い勝手

 メニュー画面はEOSで見慣れたものですが、コンパクトなEOS Rは、大きな一眼EOSとボタンやダイアルの配置が大きく異なります。特にボタン類が少ないため、液晶画面を見ながら設定を行なう項目が意外と多いのです。

EOS7D MarkⅡの背面。ボタンやダイアルの数に圧倒されるかもしれませんが、単機能であるため逆に使いやすいのです。撮影に関するボタンやダイアルは右側に集中しているため、右手親指でこれらを操作します
EOS7D MarkⅡの天面。ホットシューを中心に左側にモード設定ダイアルと電源スイッチ、右側に各種設定ボタンを配置。撮影中はファインダーを見ながら右手人差し指でこれらを操作し、設定を変更します
EOS Rの背面。EOS7D MarkⅡと比べてボタンが圧倒的に少ないのがわかります
天面ボタンも大きくことなり、ボタンの数が驚くほど少ない。その中で共通しているのは、シャッターボタン周りだけです

 その一方で、新搭載のマルチファンクションバーに機能を割り振ることができ、使いこなせば操作感は大幅に変わります。ですが不必要に触ることも多く、操作には慣れが必要です。

 ちなみに筆者は最初「感度」が変更できるように設定したのですが、不用意に触って露出オーバーの画像を大量生産したため、現在はAF切替としています。AF切替を頻繁に行なうことはないのですが、EOS Rが搭載する瞳AFがかなり優れているので積極的に利用したいと思っています。

EOS Rを使いこなす上で最大のポイントがEOSシリーズ初のマルチファンクションバーです。ここに機能を割り当てて、親指で切り替えます
マルチファンクションバーの設定メニュー。撮影時と再生時でそれぞれ割り当てが可能です。また誤動作防止の機能もあります
おもに撮影時に割り当てられる機能
誤動作防止機能の説明。左側1秒間を押せば解除されますが、個人的には全面押し、0.5秒のほうが使いやすいかと

 気になる撮影枚数ですが、デフォルトでは400枚弱しか撮影できません。ですので省電力方向にセッティングを変更する必要あります。液晶画面を使わない、レンズを常に動かし続けるコンティニュアスAFを使わなければ1500枚は軽く超えるようになりますが、使い勝手に大きく影響します。ここは実際の使用環境との相談になるでしょう。

現在は慣れるための先行投資
慣れれば武器になる

 筆者は今までミラーレスカメラを触ったことがなく、EOSという名前でEOS Rを購入したのですが、私にとってEOS RはこれまでのEOSとは異なるもので、すぐに使えるような優しいカメラではありませんでした。

 使い始めの頃は、ピンボケとフレームアウトした写真ばかりで、本当に落ち込みましたが、試行錯誤するうちにまだ一眼ほどの必中率ではないもののアタリの枚数は増えつつあります。

狙い通りに撮れた時はさすがの一言!(EOS R/EF300mm F2.8L IS II USM/F8/1/250/ISO200/ノートリミング)

 実画像がわかるファインダー、速くて逆光に強く、外しにくいAF(外しているのは撮り方が下手な私が悪い)、圧倒的な軽さとコンパクトさ、そしてキヤノンのレンズ資産が安心して使えるなど、使いこなせば武器になると感じています。

 また別記事(キヤノン「EOS R」の瞳AFでレースクイーンの目をバッチリキャッチ!)に書きましたが、止まった被写体の撮影は、他のEOSシリーズよりも遥かにラクに、確実に撮れます。EOS Rの購入以後、記者会見など普通の撮影取材で一眼EOSを持ち出すことはなくなりました。

鈴鹿サーキットでの定番ショットであるS字から見る鈴鹿市内とマシン(EOS R/EF300mm F2.8L IS II USM+ EXTENDER EF1.4×III/F8/1/500/ISO100/ノートリミング)

 今後キヤノンはレンズや本体のライナップを拡充してくることは間違いありません。速い動きの動態が撮れないのは慣れていないから、今はまだ修行の時期。そう信じて使い続けます。

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