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12/11 inno meets business ピッチ&ミートアップ開催

総務省 異能(Inno)vationプログラムがスタートアップ支援のイベント

日本とシリコンバレーでの異なる事情

 平成26年度にスタートして、今年で5年目を迎える「異能(Inno)vation」(以下、異能vation)プログラム。12月11日(火)、同プログラムは、新たな試みとして「inno meets business ピッチ&ミートアップ」イベントを開催する。

 異能vationで生まれた破壊的イノベーションの芽に対して、そのビジネス展開を担う「異能R³(アールキューブ)パートナー※」の出会いの場を作り、シリコンバレーや深圳とは違う「日本に合う・日本らしいスタートアップ」の姿を作ることを目指す。

 そもそも「異能vation」は、総務省の委託事業として平成26年にスタートした、ICT分野の破壊的な価値創造を生み出すための奇想天外な研究開発課題への挑戦を支援するプロジェクト。人類史が始まって以来、イノベーションは、野心的で「へんな人」とも言われかねない人物によって起こされてきた。プログラム全体では今年度1万人を超える応募のあった異能vationプログラムは、そうした人々の挑戦を支援するとともに、独創的な人と企業などが交流する機会を作ることも狙う。

異能vationには、量子コンピューティングから医療やバイオ、ロボティクスや視覚・UI関連、高校2年生によるCO2直接空気回収マシーンまで多岐にわたる研究が採択されている。

 異能vationにおいても、個々の研究成果は、新たな製品やサービスとして形にすることではじめて経済・社会的価値を持つ。つまり社会実装していくためには、ビジネス化が必要となる。ところが、技術やアイデアを持つ1人が、それを世の中に問うために走りまわったり、ユーザビリティーやデザインをよいものにすることで消費者にアピールすることは容易ではない。

 スタートアップにおいて、しばしばハッカー、ハスラー、ヒップスターの3種類の人材が揃ったときにうまくいくと言われる。最良のチームであるかどうかが、スタートアップにとって、テクノロジーを世の中に還元していくための課題といえる。一方、スタートアップが企業として活動していくためには、資金、人材(エンジニア・CFO・法的手続きの専門家)、メンタリングなど、さまざまサポートが必要だ。

 日本は、海外に比べて人口や経済規模の割にスタートアップの数が少なく、こうしたスタートアップのアクセラレーションを得意とするVCや媒体なども限られる。しかし、よく見れば日本にはビジネスを立ち上げていくのに必要な専門的な人材は、むしろ溢れている。彼らは、たまたまスタートアップのエコシステムの外側にいるだけなのだともいえる。

 そこで、今回のイベントでは、異能R³パートナー※になることに興味がある方を募集している。
※異能R³パートナー:異能vation卒業生の「破壊的イノベーションの芽」の本質を理解し、起業(Rising)・運営(Runnng)・世界動向を読み解き社会と密接に関係しながらさらに広げる(Relation)異能ビジネス展開のパートナー。異能R³パートナーの中で、部分的に、起業を助ける資金、人材、メンタリングなどのサポートも歓迎。業務実施機関がコーディネートを行なう。

異能R³パートナー対象例

・起業・経営の経験者
・デザイン・サービス設計の専門家
・財務・法的手続の専門家
・エンジニア
・新規事業担当者
・投資家・VC

グローバルを踏まえ日本のスタートアップの第一歩はどう踏み出せるか?

 世界的に、スタートアップを取り巻く環境は大きく変化しはじめている。ネットを中心に盛り上がったスタートアップもハードウェアやバイオやヘルスなどの領域へ広がった。同時に、AIやブロックチェーンが注目を集めることで、ICO(コイン発行による資金調達)やDAO(自律分散型組織)など、起業や企業の形やあり方さえ変えかねない時代にもなってきている。

 今回のイベントは、スタートアップの基本となる異能人材のマッチングにフォーカスしているが、日本のスタートアップの第一歩はどのように踏み出せるか? そのための日本型のスタートアップやアクセラレーションのしくみがあるのではないか? グローバルを踏まえたうえでの1つの形をさぐる試みでもある。ゼロをイチにすることに興味のある方の幅広い参加を待っている。

開催概要

■日時:
2018年12月11日(火)
開場 16:30、開会 17:00~閉会 21:00
■会場:
KADOKAWA富士見ビル 1階 「神楽座」
〒102-0071 東京都千代田区富士見2丁目13-12
最寄り駅 JR中央線・総武線、東京メトロ 有楽町線・南北線、都営地下鉄 大江戸線「飯田橋駅」、東京メトロ 東西線・半蔵門線 都営地下鉄 新宿線「九段下駅」
■プログラム:
・オープニングトーク
行列請負人、ヒット商品仕掛け人
立川光昭(エムグループキャピタル株式会社会長)
株式会社トライステージ 創業者
中村恭平(NPO法人府中アスレティックフットボールクラブ副理事)
(敬称略)
・ピッチ&質疑応答
異能vation卒業生によるプレゼンテーション及びイベント参加者との質疑応答
・デモンストレーション・意見交換会
■参加費:無料
■申し込み締切:12月5日(水)
■主催:異能vation業務実施機関 株式会社角川アスキー総合研究所
※参加希望の方は、以下の応募フォームより必要事項を記入のうえ申し込んでください。
会場の関係で予定を上回る参加希望があった場合にはご参加いただけない場合があります。==>12/11(火) inno meets business ピッチ&ミートアップ 参加申し込みフォーム

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