デモディの後は、後半の活性化ラウンドに入る。このアクセラレーションプログラムの大きな特徴となる部分で、「デモディに終わらない」(中嶋氏)という言葉通り、プロダクトやサービスに合わせた実証実験の場の提供、投資に限らない様々なビジネス機会を提供する。
スポンサーとして、すでにサッカーのベルギー一部リーグのシント=トロイデン、FC今治などのスポーツチーム、大学、メディアなど20社がすでに参加しており、実証フェーズでの参画が期待される。電通自身も電通ベンチャーズなどの投資部門、テック部門などが支援する予定だという。プレゼンテーション機会が提供されるというスポーツアドバイザリーボードについては、国内外のスポーツ団体、チームなどが就任の予定だという。同時に、秋開催予定のスポーツテック東京など大規模カンファレンスや展示会での露出も考えているとのことだ。
これらを経て、プログラムは2019年末に終了を予定している。
中嶋氏はプログラムの狙いとして、「SPORTS TECH TOKYOという名の下で、圧倒的なビジネス機会を作っていきたい」「様々なパートナーの方々の参画を元に、ワールドアクセラレーションと同時に、オープンなイノベーションプログラムを展開したい」と語った。投資家の立場から宮田氏は、「日本のビジネスチャンスと米国を繋げるのは簡単ではない」としながらも、後半のスペシャルセッションでは「スポーツは共通言語。(グローバル展開に)高い可能性を感じている」と述べた。