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SPORTS TECH TOKYO

電通 世界からベンチャーを集め、スポーツビジネス創出へ

2018年11月06日 06時00分更新

文● 末岡洋子 編集● ガチ鈴木 /ASCII編集部

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テクノロジーを必要としているスポーツの現場

 スペシャルセッションでは、中嶋氏と宮田氏に加え、元サッカー日本代表監督で現在FC今治の代表取締役会長兼オーナーの岡田武史氏、インターネットスポーツメディア「スポーツブル(スポブル)」を展開する運動通信社で代表取締役社長を務める黒飛功二朗氏、『統計学が最強の学問である』著者でJリーグのアドバイザーも務める西内啓氏が登場して、現在感じている課題やデータをはじめとしたテクノロジー活用について語った。

 黒飛氏は、アマチュアスポーツの配信について「全試合を配信するにはテクノロジーが必要」、「自社だけで解決は不可能」と技術への期待を語った。またスポーツ業界は「教育の文脈が強い」とし、「経済を回していく発想が必要」と強調した。

 スポーツビジネスについて岡田氏は、「日本発のアイディアが必要」と持論を述べた。週末に商店が閉まり「やることがない」ドイツなどを例に挙げながら、「日本は週末にやることがたくさんある。その中からどうやってスポーツを選んでもらうか」と視点を提起する。FC今治は”吉本興業マッチデー”などの取り組みを進めており、「サッカーを知らない人がきても、チームが負けても楽しかったと言って帰ってもらえる」仕組みを試みているという。

 西内氏は技術トレンドとして画像認識と深層学習などを挙げながら、「選手やコミュニティに対する感情的な思い入れが大切になってくるのではないか」と述べた。

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