ビジネスチャットサービス「Slack」を紹介する3回目は、多彩なアプリをインストールしてSlackの使い勝手を拡張する方法を紹介する。GoogleやDropbox、BoxといったストレージサービスやSNSのTwitter、テレビ会議のZoom、タスク管理のTrelloなどをSlackと連携できるのだ。とにかく手軽に密なコミュニケーションを取るためのカスタマイズにチャレンジしよう。
さまざまなサービスの便利なところをSlackに取り込める専用アプリ
Slackは専用のアプリをインストールすることで、さまざまな機能を追加できる。専用アプリはAppディレクトリにたくさん公開されており、自由に追加できる。早速、Googleドライブをインストールしてみよう。
グループで共有しているGoogleスプレッドシートシートをSlackで管理したい場合、通常はブラウザで表示したURLをコピーしてSlackに投稿する。とはいえ、いろいろなファイルを扱う場合は、面倒だ。そんな時は、Slackの「+」アイコンからポップアップメニューで直接アクセスして、投稿できるようにしてしまおう。
Slackメニューから「App」の横にある「+」をクリックすると、「アプリ一覧」が開く。続けて、その右上の「Appディレクトリを表示」をクリックするするとアプリストアが開くので、まずは「マストアプリを追加」をクリック。ニーズの高いアプリがまとまっているので、チェックしてみよう。ここではまず「Googleドライブ」を選択する。アプリをインストールして、Googleアカウントを認証しよう。
準備ができたら、投稿フォームの左にある「+」をクリックしてみよう。「ファイルを選択」のところに「Googleドライブ」という項目が追加される。ここをクリックすると、Googleドライブ内のファイルが表示され、選択すれば貼り付けられる。今回は、Googleスプレッドシートを貼り付けたが、きちんとサムネイルが表示され、クリックすれば表の閲覧・編集画面が開く。Slackからシームレスに情報にアクセスできるのはとても便利だ。
同様に、Googleカレンダーも連携させてみよう。「Slackとカレンダーを連携させる」をクリックして、Googleアカウントでサインインし、リマインダーやサマリーを投稿するチャンネルを設定すればいい。予定を追加したり、リマインダーの時間が来ると、指定したチャンネルに自動的に投稿されるようになる。
自分の予定を見逃さずに済むし、そのチャンネルを見れば同僚の動きも可視化でき、スムーズな情報共有にも役立てられそうだ。

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