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業界人の《ことば》から第311回

「プリンター市場で生き残りかける」最高益出したブラザーが縮小市場に本気

2018年09月21日 09時00分更新

文● 大河原克行

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今回のことば

「プリンター市場での生き残りをかけて、大容量インクジェットプリンター市場で、20%のシェア獲得を目指す」(ブラザー販売の三島勉社長)

 ブラザー販売は、大容量インクカートリッジ搭載プリンターに本腰を入れる。

 同社のインクジェットプリンター「PRIVIO(プリビオ)」シリーズの新製品として、大容量インクカートリッジとサブタンクを搭載した「ファーストタンク」シリーズを投入。ブラザー販売の三島勉社長は「ブラザーはプリンター市場での生き残りをかけて、大容量インクジェットプリンター市場に新製品を投入し、この分野で20%のシェア獲得を目指す」と宣言した。

新製品の大容量インクジェットプリンター「DCP-J988N」
シェア20%を目指すことを宣言

 国内インクジェット複合機市場は、2011年をピークにマイナス成長が続いている。しかしそのなかでも大容量インクジェットプリンターは、2017年度には前年比約3倍と大幅な成長を記録。GfK Japanの調べによると、台数ベースでは市場全体の約3.0%、金額ベースでは約8.4%を占めている。

2016年から2017年には下げ幅が緩やかになるものの、下げ止まったわけではない
大容量インクジェット市場は伸びている

 この分野はエプソンが先行し、とくに新興国を中心に広がりをみせている。セイコーエプソンでは2018年度において、全世界のインクジェットプリンターの出荷台数のうち、55%を占める計画で、同社プリンタービジネスの中心となっている。日本においても、昨年度からテレビCMなどを通じて積極的な展開を開始している。

 ブラザーも成長分野である大容量インクジェットプリンター市場に本格的に参入。同社では、「ファーストタンク」という新たなブランドを用意して、「はじめての大容量は、ファーストタンクから」をキーメッセージに、印刷機会が多い家庭からビジネス用途まで、様々な顧客への販売を強化していく考えだ。

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